朝はいつも新しい!匿名性と主観の世界への疑問。 |
「自我の狂気」について書きましたが
現代の
ネット社会というのは
やはり
「自我の狂気」に通じるものを
感じてしまいます。
それは
・匿名性により
・主観のみが闊歩してしまう
ということです。
匿名により、自分の姿を隠し
自我の主観をそのまま
ネットに放り込んで書いてしまう。
自我の理性、つまり
客観性は
相手との関係がきちんと把握される中で
機能しますから
匿名で
自分の姿を隠している限り
よほど、慎重に主観を検証しないかぎり
客観的な精査やブレーキは
劣化していきます。
ネットの匿名社会は
情報社会が産んだ
副産物としての
奇形世界が
どんどん増幅していくということにも
なりかねませんね。
そういう意味では
匿名ということを
個々人が
克服して
しっかりと
自分を公表し
顔を見せたうえで
主観を述べるという
勇気と
努力が
必要なように
思います。
もともと
カウンセリングとは
お互いが
◎そのこころを
開きあいながら
◎向き合うということが
最も基本であり
大切なことです。
そこからこそ
ものごとが
解決されていきます。
そのためには
ちゃんと
お互いが
顔と顔とを
見合わせなけれんば
なりません。
それは
カウンセリングだけではなく
ネット社会でも
これからの課題のように
思います。
匿名で
主観のみを
放り込む(書き込む)という
ネット社会の
歪んだ、
自我のあり方は
いつかは
それが
破綻をきたし
暴走し
人間に大きな傷跡をのこす、
悲惨なことが
起こるかもしれませんね。
大切なことは
<自分を光の中にだすこと。>
自分の顔も氏名も
しっかり提示し(光の中にさらし)
きちんと責任をもち
相手の客観性と
照らし合わせながら
主観を述べる。
そういうことが
保障される社会。
お互いが信頼を得るための
ごく
当たり前のことが
失われる
病んだ社会にならないように
願うばかりです。

漫画家の奥友志津子さんとの対談
「内なる子供・インナーチャイルドの世界」が
ユーチューブでアップされました。
●「内なる子供・インナーチャイルドの世界」第1回
●「内なる子供・インナーチャイルドの世界」第2回