シリーズ「ディスカウント」からの脱出、その4、感情をすてる! |
悲観的な脳のシステムと
悲観の思想を捨てる
強い
決心がつきましたか。
それでも
すぐに
自分が変われるかというと
そうはいきません。
なぜなら
私たちの脳のシステム
特に
感情のシステムがもう
悲観に汚染されているからです。
この<感情>というのが
手ごわいのですよ。
なぜ、瞬間的な反応があっというまに
脳と体全体を支配していきます。
そのことの
ベースには
自分の感情を支配している
ネガティヴな危機感が
あるからです。
自分が少しでも危機と感じると
脳と体は
あっという間に
臨戦態勢にはいっていきます。
また、攻撃ばかりとは限らず
反対に
自己防衛への体制をつくるためにも
警戒心と疑心を募らせます。
それは、
もともと
私たちは動物であり
その進化の過程において
本能的に
いのちを
保全しようという機能としての
感情の興奮が
あるからです。
興奮した感情は
エネルギッシュでしょ。
だって危機に向かい
敵と向かい合うのですから
エネルギーは
燃え上がります。
情動をつかさどる脳は
そういう動物であった頃の
名残りをのこす
辺縁系という
古い脳の中にあるのですね。
つまりは
脳も体も
動物として
いきものとしての
命=自分を
第一優先に
守ろうとするのです。
だからこそ
悲観的という
自分が憂うべきことに対しては
強烈に
強固に反応し
それを記憶にインプットしてしまうのです。
人間、そうは楽天的には
いきれない。
人間社会というものは
油断も隙も
あったものではないですからね~。
つまり
つらい目にあった記憶や
痛い目にあった心の傷や
忌まわしい出来事や
危機の情報は
脳の反応現象となって
その
子孫へと
営々とバトンされていくのです。
だから
自分の中にある
恐れや、怯えや、不安、悲しみ、萎縮、などの
感情をも
解決していかなければ
なかなか
悲観的な反応は
消えていかないのです。
受け皿となっている悲観の思想と
自分の感情を
支配している
恐れ(怖れ)、怯え、不安、悲しみ、萎縮、などなどを
取りのぞいてゆく。
では
それを取りのぞいてゆくためには
どうしたら
いいかを
次にかきます。
感情が、厄介なのよ!