シリーズ「ビジネスマンとビジネスウーマンのためのカウンセリング、その2、前半の人生とは? |
これから書くことは
少し過激な言葉や
きつい表現があるかもしれませんが
それも
しっかりと理解していただくためと
ご理解ください。
では
書いていきます。
・前半の人生とは
おぎゃ~と生まれてから、社会人になるまでの
0歳~20歳前後の人生を指します。
・後半の人生とは
それ以降の社会人としての人生を指します。
前半の人生は
自分が持って生まれた遺伝情報を初期設定として
そこに
自分が体験し経験した
・生育環境の情報を脳の中いれていきます。
自分の親や兄弟や親せき、近所の人たちなど
子供の自分をとりまく、
住環境のなかでの体験や経験も含めて
きわめて限定された情報や
さらにその地域の
伝統的な風習や人間関係の規範や思想も加味されて
脳にインプットされて行きます。
さらに学校に入り
自分の行動範囲が広がり
今度は
自分が主体として集めた情報も
どんどんその人間の中へと収集され
自我が
・構成されていき
さらに
それが
記憶されていきます。
つまりここで気づいていただきたいのは
前半の人生が
・極めてローカルな
・限定されたものであること。
さらに
そのローカルで限定された人間関係の中で
自分の自我が構成され
人間関係はその
・自我どうしの交流であったこと。
だから自分の自我の感情には
かなり
・限定された
・ローカルな
◎バイアスが
かかっているということです。
そして
その限定された、ローカルな環境と情報の中で
・何が優先されて、
・価値づけられ、
・序列化されていたか。
つまり平たく言うと
自分は自分のローカル情報で
・なにを
・どのように
・思い込み
・優先順位として
・価値づけ
・それに基づいた
・感覚の反応や
・感情の反応の体系を
◎自分の中に構造化しているか
という認識が
まず
必要なのです。
そういうローカルな自分に対する
・客観的な視点と検証をしたうえでの
・自覚がないと
後半の社会人、
企業人として自分が
かなりヤバイことになります。
つまり、
そういう自分を
無自覚に
仕事や
仕事場の中に
持ちこんで
しまうのです。
どうですか、
自分を突き放し
自分の姿をそういう風に
見たことがありますか?
たいがいの人が
ほとんど無自覚に
そういう前半の自分を
・丸ごと抱えたまま
後半の人生へと船出してしまうのです。
前半の人生がいわば、
檻の中(ちょっと言い過ぎかも・・・?!)で
かなり自分の手が届く範囲であったのに比べ、
後半の人生はいわば、
境界線のない
海の中で生きるような
ものです。
境目というか
ドメインがあるとしたら、
自分が所属する集団が
何をどのように優先化し
構造化しているかです。
その中で思想化されていることや
規範化されていることが
しいて言えば
境目ということになるでしょうが・・・。
話をもとに戻すと、
前半の人生で獲得した情報が
どれだけ
後半の人生に役立つか・・??
というと
まあ、
ほとんどが
役にたたないのではないかと
私は思います。
なぜかというと
そこには
自分の親やそれに類する人間たちの
・偏った
・個人的な
・妄想や幻想
・価値意識
に
自分の自我も感情も
汚染されている可能性がるからです。
おそらく、ほとんどの人は
その偏ったバイアスがかかったままの
・動機で
自分の行為、行動していると
思われるからです。
そういう
自分の前半の人生の
カプセルにはいったままで
たいがいの人が
うかうかと
社会人として
社会という大海原へ
出てしまうのです。
(入ってしまうとも言えます。)
よほど親が
客観的な視点と考察力をもち
理性で自我と感情をコントロールしていない
限り
その親の
自我の思い込みと
本能的な恐れや怯えや不安の
バイアスがかかった情報が
必ず
その子供に
刷り込まれて
いくからです。
だからこそ
そういう自分の
偏った情報に基づいて構造化された
自我と感情が
社会という
大きな広い無限の海
さらに
様々な価値観や
多様な生き方や
個々人の
思い込みが
林立し
錯綜する
交叉する
人間の海のなかで
戸惑い
傷つき
もがくのは
当然のことなのです。
どうでしょうか、
こうして
客観的に前半の人生の自分を
みてみると
仕事で自分が失敗するのも
職場の人間関係で
傷ついたり
翻弄されるのは
ごくごく
自然のなりゆきであり
当たり前のことなの
です。
つまり
前半の人生の中で獲得した情報は
ほんとうに
そうなのか?
それに基づいて起きる
自分の
・自我現象や
・感情現象は
ほんとうに
まとをえているのか?
それとも
思い込みによる
独りよがりのものなのか?
を
理性でしっかり
検証する必要があるのですね。
また自分が優先していることや
価値感の序列になっていることも
まずは
洗い直す必要があります。
そして
そのことに気づけるのは
自分にとっての
・想定外のことが起きた時や
・困った事態なった時です。
そういうことに
・直面したときこそ
チャンスなのです。
まあ、
私などは
前半の自分を
◎全否定するくらいで
ちょうどいいと
思っているくらいです。
なぜなら
仕事、ビジネスにおいて
一番厄介なのは
●自分はもう、わかっている、知っているという
意識です。
そしてそれに基づいた感情です。
特に
●プライドが張り付いた感情ほど
役にたたず、厄介なものはありません。
ほんとうはその
・わかっている。
・知っている。
ということも
自分の前半の人生の
●カプセル内でのことに
すぎないのですが、
自分が
・前半の人生のカプセル内にいることも自覚できず
それが
・極めてローカルな認識であることも
全く、
・相対化できていないから
平気で、
そういう未熟な自分、
無知のままの自分(厳しいねえ~!)を
疑うこともなく
そのままさらしてしまうのです。
そういう自分の姿は
他人の眼には
未熟な扱いにくい人間にしか見えないのに
自分だけが気づけないのですね。
反対に
この世では(世界は)
・知らないことだらけで
・未経験のことだらけで
・自分の知っていることなど
・たかが知れている。
だからこそ
自分は
ゼロから学ぼう!
なんでも
教わろう!
いろんなことを
体験してみよう
チャレンジしてみよう
という
自覚と意識をもったひとだけが
実は
・仕事でも、
・人生でも
成功や
幸福を
手に入れることが
できるのです。
どうでしょうか?
あなたは自分の前半の人生を
検証して生きていますか???
今日はここまで、
次回は
前半の人生が
ビジネスマンの
自分に掛けるブレーキのことなど
書ければいいかな~と
思います。