シリーズ「結婚と離婚のワークショップ」その1、はじめに! |
「結婚と離婚のためのワークショップ」について
書いていこうと思います。
そもそも結婚とはなにか?
そしてどうして離婚が起きてしまうのか。
その原理的なところに視点をおくところから
はじめてみましょう。
人間はなぜ結婚するのでしょうか?
結婚の最終目的はなんなのでしょうか?
結婚することによって、私たちは何を獲得するのでしょうか?
なぜ離婚がおきてしまうのでしょうか?
どうしたら
破綻に向かう結婚生活や
離婚を
乗り越えられるか?
などなど
さて、なにから書き始めましょうかね~!
まずは爆弾投下!・・・
そもそも結婚なんて
うまく行くはずがないんですよ!
破綻するのが当たり前なんです。
しかし
それをどのようにうまく乗り越えていくか
こそにこそ
人間が人間たる
所以があるのです。
育成歴の環境や文化が
全く違う人間が
ただ<性>を介して
一緒に暮らす(関係を結ぶ)のですから
もともと
そこには
無理があるのです。
こんな単純なことすら
わからなくなってしまっているのは
人間が、
・性を目的化したり
・結婚幻想を
創りだしたりしたからです。
離婚や不倫は
その幻想が破綻するという
つまりは
人間の作りだしたものの
不自然さが
ブーメラン現象として
人間に反ってきているに過ぎないのです。
実はそれも
自分と相手とが創りだしている
関係の現象です。
合同、或は共同の
夫婦としても
一人の人間としてのも
向き合わなければならない
自分の
課題であるのです。
それは
その夫婦が
自分たちの必然として
起こしている現象でも
あるのです。
だから
それを
どのように解決するか
ということこそが
その夫婦にとっての
おおきな意味と
価値が
あるのです。
それを表面層的に解決しても
ちっとも問題の本質は解決されませんから
お互いがすさんでいくだけです。
つまり自分の幻想の中の
感情が
お掃除されず
更に
淀んで
自家中毒が
増すだけなんですね、
本当は・・・ね!
そして
もう一つの大きな要素として、
単純なことは
他の動物に比べて人間は
子供の育成に時間がかかると
言うこと、
子育てに20年くらいもかかるから
自分とは全く違う生育歴の人間どうしが
長い年月を
一緒に暮さなければならないという
必然が起きてしまった、
ということです。
もうお分かりですね、
結婚とは
子孫繁栄のための雌雄の交合であり
最終目的は、
親になり
子供の育成とその自立です、
原理としてはね・・・!
だから人間以外の動物はみんな
この原理の中で
素直に自然に生きています。
単純に発情して
交合し、
単純に、
真摯に、
子供を育て
子供の自立とともに
死をうけいれていきます。
その自然の生きざまの
シンプルさに
私は
いつも感動します。
欲もなく
エゴもなく
命の合理性に
淡々としたがって生きる!
その姿にです。
しかし
人間だけが
発情に幻想を付け加え
性を目的化してしまい
さらに
結婚=雌雄交合に
幻想や物語を
つけてしまいました。
もともとは
適性年齢なったら発情し
子孫繁栄のために
相手を探して結婚し
こどもを産んで育てる
という単純なことに
お姫様や
王子様の
幻想物語りを
かぶせてしまったのです。
性の人工化です。
さらに
結婚を
幸せという夢で
デコレーションして
その厳しく
残酷になりうるであろうその生活を
美化し、まやかし、
そこから逃げ出さないように
結婚式というパブリックの儀式で
とどめを刺して・・・苦笑!
交互の共依存の心理支配の
フレーム化を
してしまいました。
だから
そういう結婚に対する
幻想や夢を
全部取っ払った時
つまり
夢から醒めてはじめて
結婚という現実が
リアルな、赤裸々な
関係として
顕われてくるのです。
その厳しい現実こそは
あなたは
他者と
どう生きるのか
と
人生が
原理的に
問いかけているのです。
しかし、
しかしね、
実は
そこから、
夢から醒めてからこそ
また
新たな
感動が始まるのです。
それが
なにか?
結婚は
絶望ではありませんよ!
私がなぜ
不倫なんかするな…と書いたのか
ほんとうは
結婚ということが
その人間にとって
おおきな、
大切な
意味があること。
結婚に起きる
様々な障害を
乗り越えて生きるとき
そこには
人生という
長い時間のスパンのなかで
自分の成長と
自立とが
感動として
その人を
待ちかまえていること。
そんなことを
少しずつ書いて
お伝えしたいと思います!
さあ~
始めようか!