シリーズ「トッツイの就活」その7、最終回。 |
それは現代の若者たち、
全部がそうではないと思いますが
彼らがあまりにも
物事を知らない
ということに
びっくりしたのです。
あるとき若者と話していて
・社会常識として当然身につけているであろう
知識がないこと。
・社会人としての判断ができないことなど。
・それ何ですか?
・どうしたらいいですか?
の連発に
私は思わずムッとし
それがあからさまに
顔に出たと思います。
ゴメンね!
しかしそのあと
私は深く反省しました。
なぜなら彼らは
ただただ
知らないだけだということが
わかったからです。
つまり
教えてもらっていないのです。
教えてもらっていない限り
知らないのは
当然です。
九九を教えてもらっていないのに
割り算をやれ
と言っているようなものなのです。
むしろ
私のほうが
こんなことは常識で
知っているだろうと
前提にしていたことの方が
間違いなのです。
そして中でも
最もわたしが落胆したのは
社会に対する
ネガティヴな思い込みです。
ある若者などは
最初から
自分を社会の被害者においている。
まだ人生はこれからだというのに
なんという後ろ向きなのでしょうか?
何も知らないのにもう
後ろ向きになっている。
その原因のひとつは
彼らが
世の中を潜り抜けてゆくには
どうしたらいいかを
教えてもらっていないのです。
つまり方法を持っていない!
だからどうしても不安が先行し
勝手に後ろ向きにシュミレーションして
思い込んでしまい
自分の可能性をディスカウントばかり
している。(勿体ないね~!)
中には
スタートすらできない若者も
います。
子供に大人は何を教えるか。
大人が教えなければならないことは
その子どもが
逞しく生き抜いていくための
知恵を働かせることと
柔軟に行動することの
重要さです。
中には
そんなものなどほおっておけば
自然に身につくと
いう人もおられます。
たしかに
たくさんの経験をする中で
自然に身につくこともあります。
そのためには
子供の世界に大人が介入せず
管理せず
子供自身が経験の中で知恵や知識も
獲得していく。
しかしどうでしょう
大人は子どもを管理して
彼らの経験することを
奪わなかったでしょうか?
子供を放任して
自由に奔放に遊ぶことを
保障してあげたでしょうか?
勉強などより
そちらの方が
よほど大切だと
大人が思っていたでしょうか?
一方で
これは教えなければならないことと
ちゃんと教えたでしょうか?
だって
教えなければわからないことも
たくさんあります。
中にはもう子供が反発心ばかりになって
親のいうことなどには
耳を貸さなくなったという
手遅れの親子関係もあるかもしれませんね。
現実問題として
こういうあまりにものを知らなさすぎる若者や
社会をネガティヴに思い込んでいる若者に
出遭うにつけ
現代は
子供が社会人として
逞しく世の中を潜り抜けていくために
教えておかなければならないことを
どうも大人が
さぼってしまったように
思います。
折に触れ、なにかあるごとに
世の中とは
こういうものだよ、
そこを
こういう風にしのいでいくのさ!
という知恵を授けることを
勉強を優先させた代償として
大人が手抜きしたように思えるのですが
どうでしょうかね~。
中には
大人自身さえ
それを知らないということも
あるかと思います。
今回私の若き友人トッツイが
遅まきながら
就職しようとしています。
世の中は
トッツイが思い込んでいるほど
後ろ向きではありません。
また
世の中は
トッツイが思っているほど
甘くもありません。
後ろ向きなことと
世の中をナメてしまうことは
表裏一体なのですよ。
反対に
世の中に対して前向きなのは
世の中をナメていないことです。
つまり
すねて甘えて自分で切り開かないひとが
後ろ向きになるのです。
世の中とは
そこらじゅうに可能性がころがっています。
それを見つけるには
まず
チャレンジしていくことでしか
見つかりません。
口をあけて待っていても
何も落ちてはきません。
世の中とは
・捨てる神あれば拾う神あり!
・万事塞翁が馬!
・冬来たりなば、春遠からず。
・雨降って地固まる。
いいことも
悪いことも
ある。
あるにきまってるじゃん!
いいとこだけで
いきようたって
そうはいかない!

世の中とは
そういうものだと覚悟して
※覚悟することでグンと
強くなれるよ!
上手に潜り抜けながら
めげず
ひるまず
あきらめず
オモロク
楽しく笑いとばして
まずは
就職へと
スタートしてごらんなさい!

○映画から自由奔放によみとってみよう!(伝心柱×能勢広.)
第7回 映像作家 能勢広.の世界
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