「死はこわくない」立花隆著! |
昨日脳の辺縁系の悪口を言ったら
この本に
<死>の直前には
辺縁系が
白昼夢のような神秘体験をさせる
とありました・・・苦笑!
そういう働きもあるのか~!
辺縁系、ごめんなさい!!
立花氏の<臨死体験>はじめ
<命>と<脳>への取り組みは
大変興味深く
またと実証をもとに
コツコツと取材をされて書かれている内容は
私にとっては大変心強いものです。
この本のなかでも
意識とは何かを
「あなたが目覚めて起きている時、
脳の中を去来するすべて」
という風に
見事な言葉で
表現されておられます。
氏は75歳になられていますが
長生きをされて
その知力と言語力で
脳世界、
さらに人間とは何かを
語ってもらいたいと
思います。
実は私も氏が<臨死体験>に
取り組まれたころから
脳の神秘の世界へとアプローチしてきました。
そして<臨死体験>をはじめ
人間に起きるいろいろな神秘は
おそらく脳の中でおきている現象ではないかと
考えてきました。
しかし世の中は
それをオカルト化したり
「オーラの泉」なんていう番組が
はやったりして
おかしい方向へ進むのを
私は或る種の危機感をもって見ていましたし
ただすべてが脳内現象だよ・・・と
言っても
私が孤立するばかりであり
困ったなあ~と思っていましたが。
この本の中では、
その出演者に対しても
現代の霊媒ごとき…云々と
はっきりと指摘をしておられ
ちょっとホッとしました。
人間の脳のすごさは
死の瞬間まで
人間を労わろうとする働きがあり
それを担っているのが
脳の<辺縁系>でもあると
言うことですね。
ただその人の
エピソード記憶として
脳の中でコード化してしまっている
心理的トラウマを
解決していかないと
辺縁系の情動によって起きる
ネガティヴな感情は
どうしてもストレスを引き起こして
しまいます。
だから私はなるべく
自分の感情神経が反応しないように
自己暗示をかけて
心の平静を保つようにしています。
この本は
<死>をテーマにしていますが
脳のこともとてもわかりやすく書いてありますので
お勧めです。
<死>とはないかというと
<死>を幻想化して
さらに
<死後のせかい>をも
幻想化してしまう人もいますが
立花さんは
「人は死ねばゴミになる」という
ある検事総長の言葉をも
紹介しており
ご自分の考えはそちらに近いと
されています。
私は自分が死んだら
燃やされて高温分解して
ただの元素になるだけだと思っていますし
死んだら跡形もなくなるようでいいと
考えています。
まあ死後を幻想化するのも
ひとはそれぞれであり
それはそれでいいと思いますが
私は高村光太郎の
「死ねば死にきり。自然は水際立っている。」
という言葉が
好きで、
そうだな~と
思います。
そういうい潔さこそが
だからこそ
生きている時を
大事にしたいという気持ちへと
反転していきます。
死の瞬間は<白昼夢>を見ているように
夢の続きの中に入ってゆくような
もの。
まあそれはそれとして
今、自分が生きている現実の中でこそ
悔いのない
自分を
生き切るには
どうしたらいいか。
私も
日々悪戦苦闘の毎日ですが
まあ
なんとかなるでしょう!
せいいっぱい
咲こう・・っと!
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○ ○
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●田下啓子公式サイト