若者たちへⅡ おまけ!! |
脳のメカニズムを知らない人には
チンプンカンプンだったかもしれませんね。
でも私としては
これを書いてホッとしています。
脳の解明については
現代科学により
すごい勢いで進んでいます。
私も若い頃はユング心理学を
猛烈に勉強したのですが
ちょっと疑問を持たざるをえないような
いろんなことがあり
もしかしたら
脳の現象の中に
こころ=心理現象の
なぞを解くものがあるのではないかと
考え始めました。
それでこの10数年は
脳についての本を
読みまくりました。
最初はびっくりしましたね~。
私の脳の中が
ミキサーでかきまぜられるような
衝撃がありました。
だって
人間の行為は先に行為が起動してから
その0,25~0,5秒後に
意識が作動するのですから・・・・。
つまり私たちは
自分の意識で行為するのではなく
その前に
無意識領域で
もう行為が決定されているのですからね。
そして脳と体は休みなく
刻々と変化している。
だからこそ老いがあり
死があるのですね。
それまでわたしが思いこんでいた
既成観念が
ことごとく
覆されてしまいましたからね~!
私の人間観において
ほゞ固定的であるとしていた
人間の
・性格や
・心や
・魂や
・霊というものが
成立しないということですからね。
成立しないというより
それも常に変化する
現象としてしかない・・・と
いうことですからね~。
そしてそれらは死とともに
終了すると
いうことです。
そしてもう一つ衝撃てきなことは
いったんできあがった
脳のデフォルトの機能を変えるには
つまり脳の神経回線が変わるには
相当の衝撃や体験がないと
なかなか変わらないということも
わかってきました。
それらの半分は遺伝子の中に書き込まれてあるもの
もう半分は
育成のなかで後天的に書き込まれた
記憶で構成されている。
しかしそれが変化するのは
その人間にとって衝撃的なことがあった場合で
なかなかそれが変更されるのは難しい。
しかしそれでも
その人間が直面した
様々な困難なことや
苦しみからの脱出行為の中で
それらを解決し
さらに
きちんと意識で相対化できたとき
可能であると
いうことです。
だからこそ
失敗体験や挫折体験こそが
ほんとうに
重要なのです。
そして脳の機能として
常に
その生命体保全の維持があり
それが
・物事の
・是非や真実にかかわらず
・自分の行為を
・意識の言葉で
・合理化するということがあります。
つまり常に自分を肯定するために
・自分を言葉で説明する
ということです。
或は
間違った行為をした場合は
・言い訳をするということです。
これは
いわゆる脳のディスプレーのようなもので
そこに映し出される自分の姿こそ
今の自分の生きざまを表しています。
それを
・自分が
・意識的な覚醒をもって
・見つめ
自分が自分に納得しながらいきているか
それとも
いつも言い訳ばかりしているかを
きちんと見極めたとき
また
脳の中に変容がおきるのです。
まあ、書きだしたら止まらない
それほど
脳は複雑ですごいマシンなのですね。
今回前野隆司先生の言葉をお借りして
人間が思いこんでいる
神秘現象は
脳の思いこみや錯覚であることも
きちんと書くことができました。
脳の研究者たちにおいては
そのことは自明の理(わかりきったこと)になっているらしく
それをはっきりと明言し
言語化するひとは
あまりいません。
また
それをしっかりと表明することで
厄介なことになるかもしれないので
言葉を曖昧に濁している学者も
たくさんいると思います。
しかし私は現代おきている
イスラムの問題を含めて
宗教は人間が創りだした
脳の錯覚であることを
もう
受け入れる時代に入ったと
思います。
さらに
コンプレックスも
また
人間が思いこみ
思いこまされた
錯覚です。
自分だけが
そう思いこんでいるに
すぎないのですよ!!
だからこそ
コンプレックスの正体を
きちんと知性で理解できるようになることが
必要です。
また人間は一度きりしか生きることができず
死後も
魂もない
死んだらそれきりだということもです。
なかなかそうはいかないでしょうが。
そして
わたしという現象は
神秘でも
謎でもなく
また固定的なものでもなく
絶対的、運命的なものでも
なく
わたし、以外の
外的世界との
◎関係性のなかで
起きているのです。
つまり外的世界との関係において
自分という人間の内容も行為、行動も
すべて
自分がつくりだしている。
つまり
わ・た・しが
幸福になるには
わたしが
どのように
外的世界との
関係を
創りだしていくかこそ
を
意識的に
自覚的に
行為する必要があるのです。
人間の世の中のことすべては
人間がおこしているのです。
人間の関係性のなかで
人間が創りだしているのです。
すべての争いも
次々と起きてくる
厄介な問題も
人間界でおきること
すべてのことは
・人間のしでかしていることである。
という
覚醒と自覚こそが
広く行き渡ること。
だからこそ
それは翻って
◎人間が解決できることでも
あるのです。
また解決する義務と責任があるのですよ!!
そのためには
脳の世界が一般にまで
理解や
熟知されてゆくことができてきた時
ほんとうに
・善き関係や
・平和を創りだせると
思います。
脳のことを理解するのは
とても難しいです。
しかし
きっとそう遠くない頃に
広く大衆に理解され始めるのではないかと
私は思います。
その頃には
もう私はこの世にはいないけれど
ここに紡いだ言葉が
それに向けて
少しでも役に立てればいいなあ~と
思います。
特に
私のブログの読者の方の
◎脳の世界の理解に
少しでも
役に立てれば
ほんとうに
嬉しいです。
「結婚と離婚のワークショップ」を開きます。
結婚と離婚の問題を解決するには
◎自分の価値に気づいてゆくことです。
詳しくは田下啓子公式サイトでご覧ください。
●田下啓子公式サイト
「遠野の妖怪アイコンフェスティバル」の
フェイスブックをはじめましたので
どうぞよろしくお願いいたします。
遠野の妖怪アイコンフェスティバル