私は怒っている。その2 |
すべてが崩落してしまうような
恐れを感じてしまうのだが
しかし
幻想から醒めてしまえば
そこから新たな、そして
地についた感動も生まれてくる。
私は経済の専門家ではないので
今の金融経済のバランスが崩れたとたんに
世界恐慌がくるのか、
スタフグレーションになるのかは
わからない。
しかし
今の世界経済がとんでもないことに
陥っていることだけは
間違いない。
そして
一方
もう人口の減少は
止めようがない。
そんな中で
日本の国民はまだまだ
その危機にピンときておらず
特に人口問題は
早く手をうち
どんどん保育所を増やしていかなければならない
緊急の課題であるのに
オリンピックとかなんだとかより
優先されなければならないのに
いまだに
甘い幻想から醒めていない
この国の民の鈍さに
私はあきれている。
それともう一つ気になるのが
日本人の脳の劣化である。
確かに今年もノーベル賞を獲得したが
私が心配しているのは
若者たちの脳の劣化で、
※おじさんやおばさんの脳が
劣化しているのは仕方がないけど。
特に仕事脳といわれている
ワーキングメモリーの部位の
劣化が著しいのではないかと
思う。
ワークングメモリーは
知能にも関係しており
主観的世界と客観的世界の
両方を駆使しながら
仕事をする上で
活発に記憶を働かせ
直観的に把握したり
総合的な観点や
結果から予測して
仕事の段取りをしたり
優先順序に基づき
時系列に仕事を整理したりする
脳の前頭葉にある機能である。
しかしこれも
ただぼんやり生きているだけでは
その回路は退化してしまう。
脳は使わない回路は退化していくからね。
また楽なルーチンワークばかりしても
ダメなんで
常に新しい刺激の中でこそ
そこは鍛えられ
磨かれてゆく。
自分本位の人間関係のなかの
●ぬるさに漬かっていては
そこは刺激もされず
劣化していく。
やはりある必然や
危機においてこそ
脳はどんどん開発されてゆくから
仕事や人間関係のなかで
揉まれさらに
チャレンジして
●体験や
●経験を積んでいかないと
どうしようもない。
若者たちは
楽なほうへとはしっていないか。
他人とかかわらず
自分に都合のいい関係のなかだけで
生きてはいないか。
自分の手のうちの範囲や
趣味的範囲で生きていては
当然
ワーキングメモリーは
鍛えられない。
厳しい中で戦ってこそ
そこがどんどん作動していく。
●困難なことに立ち向かってこそ!
なんだね。
ワークも経済も
他者や社会との
●関係のなかでこそ
成立する。
・自分と他者
・自分と社会
・自分と集団を
どのように止揚していくかこそに
人間の
●知能は磨かれていく。
だから
楽しちゃ~
ダメなんだね。
そして
●自分の感情にこだわっても
だめなんだね。
仕事ができる脳になるには
前頭葉の理性の世界が
●感情的世界のエゴ(自己執着)を
乗り越えて
●自分と客観的世界を止揚することができてこそ
発達し
その人間の知能を磨いてゆく。
そこにこそ生産性があり
●自分の感情に拘泥ばかりしていては
そこは
磨かれない。
もし安い労働力として
移民が導入されたら
ハングリーで
逞しい移民に
日本の若者は駆逐されかねない!
と私は杞憂する。
軟弱でなく
逞しく
そして知能の高い人間になるために
どんどんチャレンジして
自分を磨いてもらいたいと
この婆さんは思う。
たくさんの経験と体験をしながら
若者に体あたりで生きてほしいと
思います。