本気でオリンピックを望んでいる人に 水をかけるつもりはないが! |
水をかけるつもりはないし
私が感じ考えていることは
私の独断や偏見かもしれないという
前提で
書きます。
遠野で一週間宿泊したB&Bのオーナーは
3,11津波被害から
遠野へ越してこられたご夫妻です。
そのご夫妻が
決して感情的ではなく
訥々と津波当時のお話を
してくださいました。
それは現地の人間でしか
知りようのないお話で
・人間の善良さも
・人間の愚かしい悪も
・人間の賢さも
・狡さも
そして儚さも
卑小さも
人間のすべてが
炙りだされたような現実であった。
お聞きしながら
言葉も出ず
胸が痛み
ただただ
その地獄のような体験をされた
被災者の方々を
悼むしかありませんでした。
まだまだ被災地には
手当が必要であり
さらに先般の台風でも
岩泉町は被害を受け
ほんとうは今も
たくさんの支援とお金を
東北にそそぎこむことが
必要だと
私は思いました。
しかし
埼玉に帰ってみると
東京はオリンピックのことで
騒々しく
このありさまを
新たな被災の熊本をはじめ
東北の方々の眼には
どのように見えるのだろうかと
私はイライラしました。
何をはしゃいでいるんだ
そもそも
オリンピックなんか必要なんだろうか?
たいそうにお金をかけて
オリンピック委員会の餌食になり
それらの施設もオリンピックが終わったら
回収不能の不良債権物件にも
なりかねない!
あのバブルの時のようにです。
そもそもオリンピック委員会の大半が
ヨーロッパ貴族の末裔どもで
金持ちの遊び道具じゃないか・・・と
腹が立つのです。
アスリートファースト
なんて
しらけます。
オリンピックの経済効果は30兆円だというのも
ほんとうにそうかな~???
以下は私の極論で暴論です。
オリンピックの競技は
町のあちこちにある
普通の運動場や
体育館でやったらどうなのさ!
東京中の学校や大学の体育館や
今ある競技施設でやったらどうなのさ!
条件を整えなければ
良い記録がでないなんて
そんなの一流の選手じゃない。
素晴らしい選手はどんなところでも
素晴らしいにきまっているし
また
そもそもオリンピックは参加することにこそ
意義があるのだから!
まさしく極論で暴論ですみません!!
でも
こんな気持ちです。
オリンピックの原点に帰れ!
ただもしオリンピックが
ほんとうに開催されるなら
東北も指をくわえて見てばかりではなく
せっかく世界から来る
オリンピックの観客を東北まで
引っ張って来ようよ!
狂乱のせわしい東京ではなく
しっとりと落ち着いた
そして
いかにも日本の原風景がある
東北こそ
世界の観光客が見たい、
行きたいところであろうと
私は思います。
遠野には
そういう懐かしい風景が
たくさん
山のように残っている。
荒神様や五百羅漢や早池峰神社やふるさと学校や
伝承園もふるさと村も
そして至るとこにお宮があり
山々は美しく
田園の風は
せいせいするよ。
そこには
ゆっくりと
生活に根ざした暮らしがあり
素朴で優しい人々が
いる。
オリンピックに来た人を
いかに
東北へと誘うか!
温暖化による災害は
おそらく
世界中へと広がってゆくだろうし
その時
どういう風に
人間は助け合い
それを乗り越えてゆくかの
災害復興については
日本こそそのモデルでもあるからね。
きっと世界のためにも
役に立てると思います。
にがにがしく
オリンピック騒動を
眺めながら
私はそう思っている。


