2016年 11月 09日
「シルバーレイクの岸辺で」・基本的な処世術! |
大きな森の小さな家にはじまる
ローラ・インガルスの物語は、
創造性と包容力にあふれ、
またロマンチストでもある
チャイルド性の高い父親と
現実的で厳しい規範意識をもち
子供たちに
生活術と指示を与える母親の
アダルト、ペアレント性とが
絶妙なバランスを保っている。
そして
そのバランスの中で子供たちが
育てられていく。
ともするとこの物語を
アメリカの厳しい開拓期を生き抜く
ファンタジーやロマンとして
読んでしまいがちであるが、
そうではなく
自然の厳しさに向き合いながら
一歩間違えると
とんでもないことになる
人間関係の環境のなかで
どのように生きるかが
示唆にとみながら語られている。
特に
母親の冷静な人間観察による
適切な助言が素晴らしい。
それは
甘い甘い見通ししか持てなくなっている
現代の日本の家庭教育においては
もう失われてしまっている
人間関係の処世術でもあり
躾の教育である。
様々な現実的場面で
具体的に
どのように判断し
どのように
処していくかという
つまり
親として
子どもに叩き込んでおかなければならない
●現実的な処世術が
たくさん語られている。
これは私も折に触れては
若者たちに伝えていることでもあり
賢く賢く生きていかねば
ほろびにつながるんだよ
と
いうことでもある。
ローラはどうやら
母親のそういう言葉や規範意識が
苦手らしいのだが
それでも
一筋縄ではいかない
人間社会で
どう自分をドライブさせていくかが
しっかりと身についていく。
人間は
存在条件が厳しいほど
そういう認識と緊張感が
脳の回路を複雑に創っていく。
一見
生きることも
死ぬこともが
切実ではないように
カムフラージュされてしまっている
現代社会でも
実は一つのボタンの掛け違えが
ほろびに繋がる。
そしてその掛け違いは
時間の経過の中で
現実の表面に隠れながらも
次第に
その人間を冒していくことなど、
ほんとうは
その複雑さを
親が子どもに教えて
その脳回路を作っていかないと
ダメなんだがな~!
と
時に私は苦々しく思う。
でもね~、
50,60の大人すらが
まるで幼児のような精神年齢(単純脳)であることが
まゝあり
愕然とする。
つまり今は
大人すらが劣化している。
<生きることから疎外されている>
とは
生きる切実さが
リアルに迫ってこない社会で
ほんとうは迫っているのに
それを
自分の皮膚感覚で
ピンと感じない。
という
不幸。
どうしたらいいのかな~?
まあ、直面してから
体で覚えていくしかないのかな~と
おもう。

シクラメンを植えました・・・連れ合いが・・・
・
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ローラ・インガルスの物語は、
創造性と包容力にあふれ、
またロマンチストでもある
チャイルド性の高い父親と
現実的で厳しい規範意識をもち
子供たちに
生活術と指示を与える母親の
アダルト、ペアレント性とが
絶妙なバランスを保っている。
そして
そのバランスの中で子供たちが
育てられていく。
ともするとこの物語を
アメリカの厳しい開拓期を生き抜く
ファンタジーやロマンとして
読んでしまいがちであるが、
そうではなく
自然の厳しさに向き合いながら
一歩間違えると
とんでもないことになる
人間関係の環境のなかで
どのように生きるかが
示唆にとみながら語られている。
特に
母親の冷静な人間観察による
適切な助言が素晴らしい。
それは
甘い甘い見通ししか持てなくなっている
現代の日本の家庭教育においては
もう失われてしまっている
人間関係の処世術でもあり
躾の教育である。
様々な現実的場面で
具体的に
どのように判断し
どのように
処していくかという
つまり
親として
子どもに叩き込んでおかなければならない
●現実的な処世術が
たくさん語られている。
これは私も折に触れては
若者たちに伝えていることでもあり
賢く賢く生きていかねば
ほろびにつながるんだよ
と
いうことでもある。
ローラはどうやら
母親のそういう言葉や規範意識が
苦手らしいのだが
それでも
一筋縄ではいかない
人間社会で
どう自分をドライブさせていくかが
しっかりと身についていく。
人間は
存在条件が厳しいほど
そういう認識と緊張感が
脳の回路を複雑に創っていく。
一見
生きることも
死ぬこともが
切実ではないように
カムフラージュされてしまっている
現代社会でも
実は一つのボタンの掛け違えが
ほろびに繋がる。
そしてその掛け違いは
時間の経過の中で
現実の表面に隠れながらも
次第に
その人間を冒していくことなど、
ほんとうは
その複雑さを
親が子どもに教えて
その脳回路を作っていかないと
ダメなんだがな~!
と
時に私は苦々しく思う。
でもね~、
50,60の大人すらが
まるで幼児のような精神年齢(単純脳)であることが
まゝあり
愕然とする。
つまり今は
大人すらが劣化している。
<生きることから疎外されている>
とは
生きる切実さが
リアルに迫ってこない社会で
ほんとうは迫っているのに
それを
自分の皮膚感覚で
ピンと感じない。
という
不幸。
どうしたらいいのかな~?
まあ、直面してから
体で覚えていくしかないのかな~と
おもう。

by denshinbashira
| 2016-11-09 05:20
| 物語から自由奔放に読み取ってみよう!
|
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