<無意識世界>とは! |
お話をしましたが
<無意識世界>というのも
いわゆる神秘ではありません。
無意識世界も
ロジックに
つじつま合わせをしながら
私たちを現象化しているのです。
ただ、それは意識のような人格を
もっていないだけで
しかし
自分という<生命体>を
いかに有効に生かすか・・・というロジックを
もって作動し
現象化しているのです。
だから
極端に言えば
もしその人が
嘘をつくことで自分の心理が(自分という生命体の心理)が
安定するなら
無意識世界は
平気で嘘をつく現象を起こしてしまいます。
いつも心配ばかりして
自分の取り越し苦労が
その通りにあたるとホッと安心する人は・・・・苦笑!
無意識はどんどんその人の
取り越し苦労癖を
増長させていきます。
つまり無意識世界は
その人の遺伝的記憶世界と
後天的に獲得した記憶とを駆使しながら
その人の傾向と志向と嗜好とに基づいて
その人を無意識に
そういう風に導いていくのです。

※つまり脳はいつも使っている回路を
強化していくからなんですよ!
だから意識では
自分が嘘をつかないとおもっていても
嘘をついたほうがその人間の心と体の安定や快楽がくれば
それがその人間の自然性で生命維持になると思い
自分が知らない間に(無意識に)
つい嘘をついてしまっているのです。
一番よく見られるのは
いつも言い分けばかりを言っている人は(こういう人は多いんですよ!)
まず話すことが
言い訳から始まりますが
本人はほとんどそういう自分に
気づいていません。
否定的なことが好きな人は
否定的なことを言うと気分や体が
スッとするので
たいがい話は否定からはじまります。(こういう人も多いです)
言い訳からはいる人も
否定からはいる人も
無意識に
そうしたい衝動にかられて
しまうのです。
●頭が作動すると同時に
そういうスイッチが入ってしまうのですね。
それを抑えるには
●意識的な心の操作が必要ですが
そういう衝動や欲求の方が強いので
なかなかそれをやめることができません。
でもダイジョブですよ、
根気よく意識的に
コツコツ自分の衝動を抑えていけば
少しずつ変化していきます。
だから他者との話を注意深く聞いていると
その人が肯定的な生き方をしているか
否定的な生き方の人かの見分けが
ついてきます。
肯定的な人でも
心理の裏に不安があるからこそ
否定をうけいられらず、
上っ面の肯定ばかりをいう人もいます。
いわゆる軽薄なポジティヴシンキング者たちです。
最も優れている人は
・否定的な側面も考慮に入れながら
・肯定ができる人です。
無意識をこう言う風に操作できる人は
もういうことありません。
ほおっておいても
物事を成就させていきます。
私はこれまで書き続けてきたことの
ほとんどは
●<無意識>の世界にあるデーターを
いかに
書き換えるかということです。
もっというと
<無意識世界>にある
自分が思い込んでしまっている
ネガティヴ感情に基づいた
自分データーをとりだして
それを
客観的に検証して
ほんとうにそうかどうかを
考えなおしてごらんなさい!
ということです。
するとね、
自分が思いこんでいる
ネガティヴ感情も思いも
検証し直してみると
たいがいが
・思い込であったり
・深刻化しすぎていたり
・勘違いしていたり
・錯覚していたりと
言うのがわかっています。
なぜかというと
それは過去の子供の頃の
強烈な体験や
まだまだ判断が未熟な時の
危機意識に基づいていたりしている記憶が
長期記憶として
無意識世界の倉庫に
保存されてしまい
それが今の
もう子供でもない自分に
作用してしまうからです。
もう子供でもないし
いい加減分別がつくにもかかわらず
無意識の倉庫に保管されている
ネガティヴ感情と記憶が
今も蘇って
自分をコントールしてしまうのです。
脳はいつも過去を使いまわしていますからね・・・トホホ!
無意識世界にはもう無尽蔵に近いくらいの
<自分データー>があり
それが何かの刺激をうけたら
ほゞ自動的に記憶の連鎖が
立ちあがり作動していきます。
意識は無意識が自動作動して
最後に
結論としてだしたものを
受けとります。
だからこそ
無意識世界にある灰汁やゴミを
いかに
掃除するかが
その人間の生きざまにも関係してくるのです。
ゴミやネガティヴな記憶とその感情が
あればあるほど
その人の能力は停滞したままです。
逆に
・必要ない
・現実性のない
感情を取りのぞいて(つまり汚れや垢の油を取りのぞく)
やると、
今度はそれらが自分に掛けていたブレーキが外れ
脳の中はもっと自由に連鎖反応や統計や統合作用が
起きてきます。
つまり軽快に走る自転車の車輪のように
頭がよく回転するようになる!!
人間の行為行動のほとんどは
無意識に行われます。
自分の行為、行動の0,25~0,5秒後に
意識がそれを
自分に説明をつけるのです。
無意識は漠然としたものでもなく
神秘的なものでもありません。
●自分という整合性のなかで
ちゃんとロジックに作動しているのです。
自分の中が整理され
よけいな垢や油がとれ
風通しがよく
またネバネバした感情の執着がなく
あっさり生きる。
これがわたしがいつもいっている
あっからかんの感情で
あとを振り返らず
前をむいて
スタスタ歩いてく!
ということです。
いつも
そうなるといいなあ~!と
思いながら
生きています


