<無意識世界>とはその2 |
どうして私はこうなるの~・・・・!!
って
自分でも自分が
わからなくなることがあるでしょ。
それは意識ではわかりえない
無意識の世界が
脳の中で
自動的に作動してしまうからですよ。
脳は外から受けた刺激で
その刺激に反応して連鎖反応が
立ちあがってきます。
その時いわゆる海馬と呼ばれる記憶のゲートが開き
記憶が取り出されて次々に連鎖の反応を
起こしていきます。
しかし私たちの意識はそれを知りません。
私たちの意識は、意識の戸口が開いた時に
それを知るのです。
※意識の戸が開くとは
意識でそれを知ろうとしたときです。
よく脳の中には小さな小人がいて
その小人がせっせと自分達で働いてくれ
その結果を最後の水際で
自分に下ろしてくれるといいます。
だから人間には自由意思があるようで
実は結果だけを知らされているに過ぎないから
自由意志はないという学者もいます。
ただ私はその結果も意識で洗われてまた記憶化するから
そう言い切ることもどうかな~と
思うのですが・・・。
だから一番大事なことは
どんな記憶が
自分の無意識の倉庫の中にあるかです。
そしてそれがどのように
脳の中でシステム化されているかです。
自分の脳の半分は
遺伝的にバトンされた
過去の親以前の先祖の脳システムで
半分は
自分が生育的に獲得した
脳システムだと言われています。
自分が生育的に獲得した脳システムでも
それは前回書いたように
自分の意識が描いている文脈ではなく
自分の命がその保全の基準に従って
選択した文脈で脚色されています。
例えばいつも否定的な自分も
ひがんだり、嫉妬する自分も
自分の脳が
親と先祖からの遺伝とさらに
その後の自分の人生において
そういう風なシステムの回路になっている限り
それは半ば自動的に脳が作動し、
体がそれに連動してホルモンを分泌するということです。
だから
自分を悩ましていることを
しっかり記憶の中から
追い出し
脳システムを変えなければ
いつまでたってもそれは
自分を悩まし続けることになるのです。
だからしっかりと
自分と向き合い
自分を分析し
そのうえで
不要なもの(データー)を取りのぞくこと必要なのですが
なかなかそれができません。
たいがいの人は
自分を分析することすら
できないでしょう。
ただ自分の内面に向き合い
自分の行動の動機となっているものを
もしみつけることができたら
それは可能になります。
また少しずつなら
努力したり、トレーニングすることで
かえていくことができます。
自己暗示をかけることや
そういう心理や記憶がうかびそうになったら
即息をとめて、頭が勝手に作動するのを
阻止します。
いつも嫉妬に駆られてしまう自分を
変えたいと思っている人なら
まず
絶対変えようと決心することが
必要です。
嫉妬なんてことは、くだらないコンプレクスであり
そういうことは自分には必要ないと
常に自分に言い聞かすことが必要です。
つまり
そこには
自分がどのような人間でありたいか・・・・という
自分の生き方や、自己イメージを
しっかり考えておくことがとても重要なのです。
さらに
自分の人生をどのように経営していくかもです。
そして決心したら
何らかの刺激で
自分が
嫉妬にかられそうになったら
すぐ口と鼻の息をとめて
1,2,3,4,5秒数えます。
それを何回もやっているうちに
だんだん嫉妬が取れてきます。
ぼ~っと
漫然といきていると
それはもう無意識の自分をそのままいきることでしか
ありません。
人間は考える葦です。
自分がつい無意識でやってしまうことも
それを変えることも
常に自分はどう生きたいか・・・という
自分の意志から照り返して
検証しては
自分の脳に叩き込む。
そういう舵取りこそが
大切なのですね。