凄みの際!その3、謎の微笑の稀勢の里! |
楽しい。
毎日5時になると
夕飯の支度をしながら
見ている。
昨日は鶴竜が優勝して
良かったね。
白鵬や日馬富士は
朝青龍がいなくなったあとを
埋めてくれて
ほんとうにありがとう。

ただ朝青龍はおモロかった。
ガキ大将のような彼を
あんなにいじめて
日本のマスコミはどうかしてる。
所詮大相撲は
興業なのだから。
面白くて客が入らない限り
成り立たない。
わたしは相撲はスポーツではないと
思っている。
江戸の昔からつづく
見世物だと
思っている。

今、可笑しいなあ~と
つい笑ってしまうのが
稀勢の里で
彼は
なんかしらんけれど
不思議な微笑をうかべる。
体格もよく
馬力も抜群で
年間最多勝の成績なのに
なぜか彼は優勝できない!
そしてなぜか
ここぞ、というときに
彼は負ける。
優勝がかかっている勝負や
綱取りがかかると
稀勢の里は
負けるのである。
そしてそういう大一番の勝負の時
なぜか稀勢の里は
土俵の上で
不思議な笑みを浮かべている。
それは多分
自分の心を落ち着かせ
集中しようとするからかもしれない。
しかし
ちがうな~!
もし彼が集中できていたら
あのような微笑は
浮かばない。
集中した時の人間の顔は
顔の力が抜けて
鼻と口の呼吸へと
神経が収斂していくから
外見はかなり
厳しい顔になる。
多分彼は
一生懸命集中しようとしているが
気持ちの中が
荒れて落ち着かず
何とか
自分を脅かしている不安を
なだめすかそうとしているから
それが
あの得体の知れない微笑になる。
平常心、平常心とね。
大好きだから
稀勢ちゃんと呼ぶ!

稀勢ちゃんは
もともと地頭が良くないんだよ!

だから、
白鵬や日馬富士や鶴竜のように
組み手の作戦を練ろうとしても
それが
できないんだね。
※そういう神経回路がないんだね!
だから大一番のときは
ものすごく緊張して
体も心も萎縮してしまい
ブレーキがかかって
どうしようもないんだろう!
でも
あの
不自然な微笑で
なんとか自分をおちつかせようとしている君は
きっと
心ねがやさしいひとに
ちがいない!
もともと暴力的でもなく
闘争的でもなく
でも
場違いに
相撲取りになってしまった、
優しい子なんだろう!
解説の北の富士さんが
あゝ、どうしてこの関取は
学習しないんだろう・・・と
ため息をついても
おそらく君にはどうしようもないのだろうさ!
しかし
あの豪栄道君のことだって
師匠の両国さんが
バカのひとつ覚えのように
突進して・・・・と
嘆いていた・・・笑!

相撲取りは
いろんなキャラクターがいて
面白い!
そんな中でも
稀勢の里は
ほんとうに
稀にみる
勢いの持ち主だ。
でも
横綱になれるかなあ~!
横綱になるためには
もうちっと
頭が働かないとな~!
いつもいつも
土俵の上で
自己格闘している稀勢の里の
あの
謎の微笑が
いつか
凄み変わる日を
私は待ってるよ。

