宮澤賢治プロジェクト、進行中! |
ほゞ一日中
宮澤賢治のプロジェクトを詰めました。
かのんさんは沢山の資料を
綿密に読まれ
検証されながら
今
ほゞ賢治の外堀がうまってきました。
それは皆さんが知っている賢治ではなく
いかにも青年らしいというか
人間らしい賢治です。
賢治の不幸(私は不幸だとおもうのですが・・・?)
あの「雨ニモマケズ」の詩が
あまりにも衝撃的であったことから
彼が自己犠牲のひと、
求道のひとという風に
●<誤解>されたことだと
思います。
「雨ニモマケズ}はむしろ
賢治が
・自分の理想像として
手帳に記したもので、
実際は
彼が、そういう自分ではない
むしろ
「雨にもまけて、風にもまけて」いる
軟弱な自分だからこそ
そう書いたのだと
私は思います。
今回かのんさんと
賢治を追跡してみると
やはりそこには
裕福で環境に恵まれ
頭でっかちの
インテリ賢治がいます。
まあ、現実の苦労をしらないというか、
現実がすぐにでも変革できるような
錯覚と幻想をもった
青年賢治がいます。
それは現実の重さや厳しさに
直面していないですんでいるからこそ
そうなるのですね。
そして何をやっても長続きしない賢治も
すぐ挫折する賢治も
自分の思いこみでばかり
動いてします賢治も
います・・・苦笑!!。
でもそれも
若く理想に燃える
青年の姿でも
ありますよ。
ただ
そういう未熟で
等身大の賢治だとしても
賢治の作品は
素晴らしいです。
彼の言葉には
他には類をみない
色彩と、音と、響きとリズムと
そして特筆すべきは彼の
石の世界
さらに
山、風、天気などが
彼独特の
◎臨場の世界を展開します。
それはとても絵画的であり
時に
官能的です。
その世界観も
当時の世界の
・科学や
・文学や
・音楽に
・哲学や思想に
通じている
賢治だからこそ
あの「銀河鉄道の夜」のように
それらの様々な要素が
ふんだんにちりばめられた物語を
思いつくことができたのだと
思います。
今回花巻在住で
賢治の研究をされている鈴木守さんからも
沢山のヒントをいただきました。
そしてかのんさんは
賢治を
賢治の親友であった
・保坂嘉内との関係
そして賢治に大きな影響を与えた
・田中智学と国柱会とは
どういうものであったか、
さらに
なぜ賢治が
・法華経にこだわり続けたか。
そして最後は
・賢治の恋について・・・?!
ほんとうはどうだったのかな~???
もう
どんどんページが開かれていってます。
それは決して
あの聖人化された賢治ではありませんよ。
人間賢治です。
愛すべき
もがき
懸命に生きた
賢治です。
今、かのんさんと
賢治を追跡が進行中ですが
それらが熟したら
今度はまちがいなく
かのんさんの漫画のなかで
賢治とその世界が
イキイキと
開かれていくでしょう!!
昨日のかのんさんとの詰めの話の中で
私は
もう
手ごたえを
ビシビシと感じています。
もう少し時間がかかりますが
どうぞ
ご期待ください!!
咲きだした!!