脳の仮想をいきている!その2 |
命の防衛本能として、
自分以外の人間に対して警戒したり、
対立する機能が内蔵されています。
その信号として不安や怯えがある。
そしてもう一つは
後天的な育成の中で獲得した
警戒心や対立心があり、
それが様々な予想や仮想=妄想と
結びついて、記憶化していきます。
だから人間(自分)の中不安が消えるかというと
それはありえません。
人間はもともと根拠のない不安や恐れを
持っているものなのです。
しかし、自分がふくらました妄想は、
理性の考察力や分析力で解決することができるのです。
●妄想の根源には感情が支配していますから
感情を克服して
理性のコントロールに
シフトチェンジしていくのです。
理性の目をしっかりセットして
他人に抱く恐れや警戒が
・ほんとにそうなのか?
そして、
・自分の思いこんでしまった妄想は
他人を過剰に警戒してはいないか?を
分析していく。
確かにおかしい人もいないことはありませんよ・・・笑!
でも、極端におかしい人は
何万にひとりとか
何十万人にひとりとかです。
そしてしつこいですが、
他人のことは本当にそうかどうかは
分からないのです。
人間は
いいとこ半分、悪いとこ半分で
誰もが自分の長所とそれが裏返った短所とが
複雑に錯綜し、混在しながら、生きていますから
過剰に他人を警戒していることに
自分の脳がシフト化すると
他人の長所などみえなくなってしまいます。
だからといって
他人の長所を見なさいとは
私は言いません。
そういう<いい人>なんかにならなくてもいいです。
そうではなく
他人も自分と同じように
いいとこも悪いとこも複雑に錯綜しながらいきていることを
承知、理解しておくことです。
人間とはそういうものであるから
そういうものであるという認識をしっかり
頭にたたき込んで
過剰に警戒したり、対立したりしないことです。
自分の中の過剰な警戒心や対立心が
1、どのようであるか。
2、それはなぜそうなるか
3、もしかしたら育成の中で
4、親や周囲の人間から過剰にわたされた
5、不安や警戒心はないか?
6、その中で自分に必要のない警戒心や不安の原因を
7、しっかりみつけて、
8、必要のないものを捨てる。
9、捨てるには、捨てよう!と
10、決心をしないとなかなかすてられませんよ。
自分の意識(心理)を変えていくには
●決心すること
●覚悟を決めることが
とても大事なのです。
そして
なんだか世の中で
<引き寄せ>の論理みたいなものが
流行っているそうですが、
まあ、ほとんどの不安や怯えや
自分が作り出し、
自分が引き寄せているものです。
自分の脳の中が
不安や怯えや警戒にシフトしていると
世の中はまるでそのように見えてしまうものです。
もうひとつ残念なことは
自分の脳がそのようにシフトしていると
同じような類の人ばかりを
自分の周囲に集めてしまうことです。
なぜか、わかりますか?
つまり自分と同じような脳のひとなら自分には
わかりやすいからですよ!!
その人間の行動や行動心理がわかりやすいからです。
人間はそういう風に、群れるのですよ。
反対に
自分にとってわかりにくい人間を
警戒するのです。
おもしろいね。
妄想や仮想が自分の周囲にそういう人間を集め
そういう人間と群れながらさらに
妄想、仮想を強化し膨張させて
生きてゆく。
※脳は使うところがどんどん強化されていくます。
しかし
逆も真なりです。
自分が等身大の自分に気づき
警戒心や怯えが取れていけばいくほど
自分の周囲にも
そういう人があつまるということです。
人間はみんながほどほどでボチボチドッコイでいいのです・・・笑!
そして
悪い人も極端ですが
<いい人>であろうとするのも
極端です。
そんなことなどありえないからね。
もっと人々の知性が底上げされ
脳のことがどんどん解明されると
いいですね。
そうしたら
人間は不毛な争いや
バカバカしい妄想に気づき
皆で
限られた地球資源を分かち合い
平和に暮らせる日がくるかもしれません。
そうなるといいね。

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