徒然なるままに! |
私はわたしという現象をいきているのだな~。
ということで、
私は自分の人生がまるで他人のように
思える時がある。
私の中には二人の私がいて
ひとりの私は、もう一人の私を見まわしながら
どうしてこうなるのかな~と
考えているのである。
まあこれも
脳のメカニズムからいうと
当然のことで
遺伝情報と生育期に様々に仕込まれた脳のデーターによる私が、
ほぼ自然的に、自動的に行為し、
その0,5秒後に
私の意識がそれを知るからである。
つまり私の意識は常に
私の行為を後追いして、
発生しているのであるからね。
私の脳の中は、外からの刺激をうけながら
瞬時に
過去を使いまわし、
未来を仮想して
さらに今を判断している。
そしてそのあと私の意識がそれを
説明している。
だから脳学者の中には
人間には意志などないと言い切るひともいるが
しかし
私は、自分が自分を見渡して考えたことや
様々に総括したことの結果は
脳内で新しく経験知としてデーター化され
次へ組み込まれていくと
考えている。
ただ、それを自分の脳内にデーター化していくには、
自分と厳しく向き合い
●意識的に明確化されたもので
●決心化されなければならないし、
事と次第によっては
●覚悟を決めて
自分の行為、行動を変化させていかないと
脳はまた元のデーターによって行為をしてしまう。
特に感情の脳である辺縁系の反応体系は
だいたい4歳ころまでに形成されてしまうらしいから、
自分の感情体系を変えていくのは
相当大変なことで、
それは意識的に根気よく、
自分に言い聞かせていかなければならない。
しかし自分の感情がどのように発生しているか、
或は、
どういうとき自分が強く感情的に反応するかを
理性でしっかり見極めて努力することにより
それも変えていくことができる。
こうしてつくづく私が私を眺めてみると
あゝ私は常に
自分という現象と格闘しながら
今の瞬間を
いきているのだな~と
思う。
多くの人は
そうして
いつもより良い自分へと、
自分と格闘しながら
いきている。
たいへんだけど
人間は
格闘しながら
なんとか
自分にとってよりよい人生を創出しようと
生きてるんだね。
がんばろー!

ウエブマガジン「MIZUTAMA」2号
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