理知の世界をめざして、その7! |
私は起きないと思います。
もう世界は如何に核戦争が愚かしく
全てを破滅させるかを知っていると
思います。
これからは
地球の限りある資源をどのように、
国を超えて、分け合っていくかを
考えなければなりません。
そのためにこそ
高度な科学技術をベースにした産業を
世界が共同に開発、
所有していくかだと思いますが。
まだまだ世界は国々や民族で、
様々に段差があり、
さらにその手前に立ちふさがっているのが
世界の多様な価値の違いと
そして
宗教だと思います。
人間は体においては世界共通でありながら
頭の中が、
折り合いがつかないのですね。
20世紀はネイションステート、いわゆる
国民国家の時代だと言われていました。
つまり資本主義が貫徹していく中で
市民が経営する国家どうしが
対峙し対立する時代です。
しかしもう資本主義も終焉近くなり、
先進諸国の経済現象は
国家を超えて労働力(移民)を
受け入れざるをえなくなっています。
日本も近々には人口減少が進み、
人口が1億を切ったら
労働力はかなりヤバイ状態になると
言われています。
つまり
国家や民族が好むと好まざるとに拘わらず、
もう地球での民族移動(労働力の流動化現象)の時代は
始まっているのです。
その時不可避的な問題として
それぞれの民俗の風習、習慣、文化の違い、
当然の事としてモラルの違い、
時によってはモラルハザードが起きてきます。
そして大きな課題が
宗教です。
※宗教は信じるというガンコな信念が
刷り込まれています。
なぜ頑固になるかというと
その根底心理には
自分に自信のない不安があるからです。
その不安が刺激されて宗教に依存してしまいます。
だからこそ、いったん信じこんだ思いこみを取る、或は
捨てるというのは大変な葛藤心理を産むのです。
このブログでも何度も書きましたが
宗教も神や仏という概念も
すべて
人間が考えだしたものです。
それは限界のある人間が
<自分の限界を超える存在>として
超越的な存在を創り出したのです。
そしてその超越的な存在の規範を以て
人間社会をコントロールし、
さらに社会だけではなく
個人の内面の問題をも
解決しようとしました。
しかしもう新しい時代にむけて
いよいよ、
神も仏もみんな、
人間の想像物であることを
うけいれなければならない時代が
すぐそこまで来ているのです。
人間が神秘的、超越的な存在に
依存することをやめて、それらから自立し
人間の脳世界が何を生み出しているかを
しっかり解析、利用する時代がきている。
脳世界と体との関係において
全てを発想しなければならない時代に
来ているのです。
あなたの神も私の仏様もみんな同じ、
●人間の想像物であるということを
世界が共有したうえで、
人間はすべて、
●命という現象においては同じであることを
しっかりと受け入れた人間観の世界、及び社会です。
生まれたての命は皆、
ただただ
●透明なる命の世界を持って生まれてきます。
人間がつくりだす社会のなかで
それが冒されて
争いや対立がおきるのです。
でも、それをなくすことが可能なのです。
そのために知性を磨くのです。
高い知性と理性の時代がきていることを
皆が承知し、理解し、同じ認識の裡に
世界を、社会をどうするかが
考察されなければならない。
なぜ、人間が争うのかは、
それも●脳現象のひとつであり、
みんな自分の脳のなかで起きているのを
外で起きていると錯覚しているだけです。
人間の脳の中にある本能的な脳が
恐れたり、怯えたり、不安になり、
個々人の思いこみの中から
疑心がうまれ、妄想が働いて
防衛と攻撃が
起きてしまうのです。
人間が解決しなければならない
大きな課題は、
そういう現象の基となる、
自分の本能が起こしてしまう、
●仮想の怖れと不安を
いかに解決するかです。
怖れや不安や疑心や怒りなどは
脳内の一番奥の中にある
●古い動物の名残を持つ脳である偏桃体の中に
あります。
これは人間の本能的感情を
つかさどる部位であり、
人間がまだ人間になる前から
動物として持って居る、
セキュリティーシステムです。
脳の中では
感情をつかさどるこの部位が一番強いのです。
ここが興奮し出したらもう
前頭前野がもうブロックされてしまい、
理性が効かなくなり
ひたすら感情の暴走がはじまります。
そしてこれもまた
何度も書きましたが
自分の中にある恐れも不安も
殆どすべてが
自分が創り出している妄想と仮想です。
だからこそ
もうそろそろ人間は
自分の脳の中がどのようなシステムになっているか、
さらに自分の感情の体系と傾向を分析、熟知しながら
自分の前頭前野を鍛えて、磨いていかなければならないことに
気づく必要があります。
そこにこそ、人間のありとあらゆる課題を解くカギがあります。
私の眼からみると
もう世界も社会も不毛な争いやもめごとばかりを
しています。
人間が他者と争うことなどは
不毛でしかないことに
気づかねば。
国会を解散して選挙する費用800億円を
北朝鮮の飢えている民衆のために
つかったらどうですか?
あんなバカな小僧なんかにおびえないで。
個々人の脳はそれぞれで完結しており、
だからこそ
言葉が大切なのですね。
私の眼にはもう、様々なことが
じれったいです。
まだまだ社会の表面では、
感情ばかりで動くおかしな人間が
たくさんはびこっています。
そして人々はまだ
政治に幻想をもっているのをみると
時に絶望しかかります。
でも、絶望しても何も生まれない。
脳科学はどんどん脳を解析していくと思います。
そんな中で
ひとりでも
自分の前頭前野を磨くことに気づいてほしい。
そう思いながら
書いています。
特集は<妖怪>です。