青年よ、本を読もう! |
質問のメールが来ました。
それでせっかくですから
ブログでお返事をしたいと
思います。
質問の内容は
私(伝心柱)が勉強することの動機はなんですか?
ということ
・勉強することがしんどいこと。
これまでは
・勉強することで成果をだすことと
思いこんでいたこと、
などなどで
楽しく勉強するにはどうしたらいいか?
といった内容の質問です。
答えは簡単です。
私が勉強するのは
●自分が成長したり豊かになることが
たのしくで仕方がないからです。
たしかY君が我が家に来たのは
21か22才くらいで
大学卒業前だったから
もう君は25歳くらいになったのかい?
いいね~
これから未来がまってるよ。
さて
日本の子供たちは
なんらなかの成果をだすために
勉強している子がおおいかもしれませんね。
だからね、
勉強するというイメージがもう
脳のなかでは
勉強=成果という風に
シフト化しているかもしれません。
だから
勉強ということばを考えたとたんに
脳が拒絶反応になり
しんどくなるのは
当たり前です。
だって
自分にとって楽しい勉強を
していないんだもの!!
まずは
●自分が興味があるものや
なんだか
●しりたいことを
勉強すりゃいいんじゃないの。
勉強するという風に構えないで
興味があるものは
どんどん本を読んで
つっこんでいけばいいのじゃないかな~。
今まで知らなかったことが
分ることも
色々な知識を得て
自分がものしりに成長していくのは
たのしいよ!
それに
自分が経験したり
考えたりしたことが
本を読んだら、そのとおりだったり
また
それがどうしてなのかの
裏付けがとれたり
私は
そういうことが
楽しくでしかたがなかったね~!
今も楽しいけど。
それと私にとっては
本をよむことで
目の前が大きく開けていきました。
ちっぽけだった自分の世界に
どんどん知識がはいってきて、
若い頃は
知識が洪水のように
はいってきて
もう
夢中で本をよみました。
ただし
恋愛小説とかは
一応、教養程度の古典や文学は
読んだけれど
現代のものは
あまり読まなかったな~私は。
逆に
人間とはなにか・・・ということに
興味があったら
社会学や哲学や思想や心理の本のほうが多かったと
思います。
そして
最後には
脳や宇宙物理や生物の本なんかまで・・・。
それらは意外にも
夢中で読みました。
本を読み
ひとつ知識を得ると
また、その知識から別の世界が広がっていって。
でも
まだまだ知らないことだらけだよ!!
私が知っている限り
優れている人は色んなジャンルに通じています。
それはもう博識で、
だからこそ
話がいろんな方面や角度から検証されて
だから話が尽きず面白いんです。
物事とはどうやら
自然科学の入り口や
数学の入り口からのぼっても
哲学や思想の入り口から登っても
宇宙や物理や心理やもしかしたら
文学から登っても、
頂上のほうは
それらが地続きかもしれない!!
つまり
辿り着くところの
通底的な定理は
おなじような気がする。
それともう一つ、
●自分の仕事のために読む本もあるよね。
私の場合は
何かを書くときには
どうしても資料として
読まなければならない本があります。
また
本を書くときには
もう
何冊もなん十冊もの
義務的に読まなければならない本を
読みました。
時にはそういう本を読みながら
うんざりして
拒絶反応が起きることもあるのだけれど
それは
仕事として
読みます。
今日も今、
<宮澤賢治プロジェクト>を
やっているから
どうしても
賢治が信奉した<日蓮>のことを知る必要があり、
しょうがないから朝から
<立正安国論>を読んで
もう
うんざりした。
でも
日蓮のことがすこしわかりました。
わかりましたが
同じように道元が書いた
「正法眼蔵」は
感動しながら読んだからね~。
まあ、
日蓮は途中で論理の
すり替えをやってしまっているからね・・・。
それがみえちゃって
つまらなくなるんだね~。
このことは
いずれ書きましょう。
さて
Y君、
まずは
読みたい本を
手当たりしだいに読んだらどうだろう!!
最初は雑学的にさ~。
ワクワクしながら読めるほんだけ
読んだらいいと思います。
私も読みながら途中で
チェッ、つまんねえな~と
読むのをやめたり、
よくもこんなおもしろくもないもんなんか
かきゃがってと
ゴミ箱に捨てた本も
たくさんありますよ・・・笑!!
でも
心に沁みる本はやはり素晴らしかった。
本は私の先生です。
このあいだね、
丸善のレストランで
食事をしていたら、
つまんね~本をかきゃがってと
おもっていたその作者が
数人のお連れを従えてきて
隣に座ってコーヒーを飲みだした。
しげしげとみたら、ま~
ブランドものの服を着て
首にネッカチーフをして
いかにもかっこつけ男だった・・・。
ソフト帽をかぶっていたけど
帽子をとったら、禿ていた。
最後に本をたくさん読むうちに
脳はどんどん複雑なことを
理解できるようになります。
本はひとつのことでも
起、で起こし
承、で詳しく広げ
転、でさらに展開させて
結、そして結論へと辿ります。
つまり
この起・承・転・結のなかで
物事は
より深く認識をされ
さらにそこからの発展を示唆しながら
結論へとたどりつく。
そのことが、
単に見たり聞いたりすることよりも
より深い
物事への認知となるのですね。
まあより
・立体的に
・複雑で
・複層的に物事を理解し
それはひるがえって
脳の回路が複雑に発展することにも
なるのです。
だから私は
Y君をはじめ
青年たちよ
本を読もう!
と
勧めます。