人生から解放される、その2 |
それぞれが背負っている。
Nさんの死を聞いた時
人生から解放されるという言葉が浮かんだ。
と同時に
人生から開放されるとは、
自分の頭の中を去来するアレコレから
開放されることだな~と思った。
自分の頭の中は
頼みもしないのにアレコレが行きかい、
時に神経が磨り減ってしまう。
もうこれはいらないと思っても
それがなかなか消えてくれず、
思い出したくないと思っても
思い出す。
まことにまことに頭とは厄介な代物です。
私は意識的に過去に生きないようにしている。
しかしそれでも、私の頭と体の中に刻印された過去が
何かに連鎖しては蘇ってくる。
それはたいがい感情的なことで、
過去において自分が深く傷ついたことや
自分が我慢をして、
あえて言葉を呑みこんだ時、
その時起きていた感情が
生殺し状態のまま、成仏せずに疼くのです。
しかし、
過去において傷ついたことも、
我慢してのみ込んだ言葉も感情も
私の理性が、それなりの考えのもとで
我慢したり、言葉を呑みこんだのであり、
私としては時間の経過とともそれが薄れていくのを待つしかない。
※まことにまことに脳の中は辺縁系、つまり感情の脳の方が
理性の脳より、強いのです。
さらに過去においてやらかした自分の失敗も
当時はあまりにも未熟であり、
人間のことも世の中のこともあまりわからずに、
どうしようもなくそうならざるを得なかったことであり、
時に自責の感情が起きてこないこともないが、
所詮、過去は取り返しがつかないから、
それは極力忘れることにしている…笑!
もし浮かんでも、
さっと追い払い、なかったことにする…笑!
※生きることは死ぬまで未熟な自分を生きるということであり。
人生は失敗の連続でいいのです。
ただ失敗の後の、脳の中の整理は必要だと思います。
脳の中を整理したらあとは、忘れることです。
生きることは大変だね。
頭の中をよほど整理しておかないとね。
頭の中を去来するアレコレを
捨てて、捨てて、捨てまくることだと
私は思う。
もう随分いろんなものを捨てたから
楽ちんになったな~!
今年の始めから書きはじめた
「私の仕事」では毎日3,4時間かけて考察しては書いた。
多分その緊張からかもしれないが、
口内炎ができて、それが中々治らず、
とうとう東京八重洲の歯科の先生のところいって
治療してもらった。
今回書いたことは
わたしとしては、
自分の使命のようなものだと思い書いた。
大事なことは二つあり、
ITとAI幻想が進行する中で、
日本人の風土と歴史と伝統の
不連続に連続しているアイデンティティーの上に、
未来を立脚していくことで、
それを忘れたら、とんでもないことになるという事と
脳の中はみんな違うということを
人類が、明瞭に知らない限り、人間は争い続けるということで
これから脳のメカニズムがどんどん解析されるなかで
人間は今までにはない、新しい認識をもたなければならない。
今回、今までにはない強さをもって
時代の不安や、未来のことや
脳のことを書いたつもりであるが、
しかし書き終わって今、
力がぬけてボーっとしている。
脳の中は連鎖反応でいろいろなものが時に
雑居しておきてくる。
しかし、頭の中を行き交うアレコレは殆どいらない!
私が人生から解放されるときは、きっと
頭の中で重要だと思っていることを
全部書き終えたとき、
もう何もなくなった空っぽの私の中を
風が通りぬけて
きっとせいせいすると思う。
さてと、
また
次の仕事だ!!
●「MIZUTAMA」
記事を更新しました。
私がドストエフスキーの小説の中にでてくる
女達のことをかきました。是非読んでくださいな!
無料です。