人生から解放される、その4 |
つい先日ツタヤで、西部さんの本をみつけ、
買おうか、買うまいかと迷ったところだった。
西部さん、侍だったからね!
でも、論客として、
もう少し生きていて欲しかった。
私も、何度も、今でも、
「もうこの世とはいいかな、」と、
あちらへ行きたくなることがある。
でもそういうときは、必ず、私が世間(世の中)と
少なからず、相撲を取っている時で、
つくづく世の中に嫌気がさしている時で、
でも
西部さんは侍だから、私のそういうのとは違うかもしれないけど。
しかし、
世の中とは、幻想だからね!
今、数冊の本を同時に読んでいます…笑
というか一冊は、もう読み終えた司馬さんの「この国のかたち1」です。
もうひとつは司馬さんの「花神」でこれは大村益次郎のことを書いた本です。
実は私は大村益次郎という、
幕末当時の社会通念や、既成観念から大いに逸脱し、
とてつもなく優秀な頭をもった彼が、
どのように発想し、どのように選択し、どのように行動したかを
是非知りたいと思い読んでいます。
つまり極めて戦略的で冷静な頭をもった大村益次郎からも
なにか学びたいと思うのです。
もう一つは,折口信夫に関する評論で、こちらも
折口さんが何を考えていたかを知りたくて読んでいます。
日本の民俗学のベースに何があったか、折口が
それをどのように考えていたか。
そういう中での箸休めのもう一冊は、
昨日一日で読み終えた本です。
まあ、時々斜め読みしながら、読みましたけど…笑!
ビートたけしの「バカ論」。
これは読みながら、もう溜飲が下がりましたね~!
あゝ、タケちゃんもそう思っているのか~と。
しょうがねぇなぁ~!
たけしはどうもブントだったらしい。
私もロックアウトしていた明治大学には何回か行ったから
もしかしたら、どこかですれ違っていたかもしれないな~。
※でもその頃は若気のいたりで
あまりブサイクは目に入らなかったけど・・笑!
とにかく世の中とは溜水が溜まった池のようなもので、
その表面に浮かんでいるボウフラのような人間たちを相手にしては、
いかんのです。
むしろ澄みきった水が流れているその底で、
じっと凝視していればいいと、私は考える。
色んな人の本を読みながら、
つくづく思うのは、
男の本はどこかその男のナルシズムがあるような気がする。
かなり高度の内容の本でも、
そこにナルシズムを感じてしまうと、うさん臭さを感じてしまうのですが。
そういう意味では、最近いいな~と思うのは
ドボルザークの曲で、
彼の曲は変な気負いがなく、優しいですよ。
そして
彼はまちがいなく、ブサイクです…笑!
そして大村益次郎も、あの通りの凸珍のブサイクです。
なにか、男はブサイクの方が優秀かな~とも
思います・・・笑!
多分女性も、
そういうお方の方が、優秀な脳をお持ちのような気がするのは
私のひがみでしょうかね~…笑!
幻想である世の中に、ふりまわされないで、
いつもどこかひんやりとした自分で、
そして出来たら、
底のほうで、澄んでいたいと
思うのですがね~。
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私が書いた
●「ドストエフスキーの小説の中にでてくる女たち」
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