遠野から帰ってきました。 |
今あふれ出る感動の中にいます。
今回は能勢広映画監督と一緒に
遠野「天ヶ森ガラス絵館」に行って来ました。
ちょうど田植えが始まっている遠野は
田んぼの水がガラスのようにキラキラと光に反射、
山は若々しく若返り、
一面の新芽が風に揺れていました。
ガラス絵館では亡くなられた児玉房子先生についての
お話を伺いました。
自立の精神と信念を持たれ、いつも前を向いておられた児玉先生は
ホスピスから帰られてもガラス絵を書き続けられ、
いつも生きる事しか考えておられなかったそうです。
スタッフの方によると
死の寸前まで、生きるつもりでおられたそうです。
森の奥にある
児玉先生のご自宅の前には札がかかっており、
そこには
「無事です」と書かれていました。
遠野はもう11度という寒さで、
小雨が降る中、
能勢監督が遠野風景を撮られていきました。
田おこしや田植えの風景を
まだ咲いている一面の菜の花や
雨が降った猿ヶ石川は、滔々と水がながれ
上流の重端渓ではその水が大きな岩にぶつかり、
白いしぶきが上がる様は滝のように迫力がありました。


カメラとモニターをもって、
泥水の中でもドンドン歩いてゆく監督のあとから
カメラの三脚を肩に担いだトッティーが追いかけていきました。
その姿は師匠のあと追いかける弟子という感じで
とても良い光景でした。
トッティー、ありがとネ!

そして
いつもながら移動は、地元の漫画家の奥友志津子さんが
車を出してくれました。
監督が風景を見ながらだす指示で、発車したり、停車したりで
随分神経をつかってくださったと思います。
ほんとうにありがとうございました。
今回遠野は冬の戻った寒さと小雨でしたが
私はうかつにも木綿のコートを着ていきました。
小雨の降る中を歩いて行く中、
雨がコートの両肩に染みてきて、
だんだん肩が重く寒くなってしまいました。
反省として、
雨合羽、それに泥土の中もどんどん歩けるような
頑丈な靴を買おうと思います。
今、私の胸の中で温めている
ガラス絵館についての企画がありますが、
その企画が叶うかどうかはまだまだ不明です。
でも
もし叶うのであれば、
ドンドン皆様にレポートしたいと思います。
遠野の宿の「やまがら文庫」の庭で見あげた夜空には
星が大きく光っていました。
北斗七星が、はっきりと、まるで手が届きそうなくらい近くにです。
ガラス絵館にも遠野の風景にも撮影の現場にも感動しましたが、
能勢監督のお話の内容にも、不意を突かれるような感動がありました。
そのことはまた次の機会においおい書いていきたいと
思います。
皆様いつもうブログを読んでくださり、ありがとうございます。
それを励みに、頑張ります!