パソコンを捨てて、遠野にいこ~!その1 |
自分が観念の箱詰めになっていくのが辛いです。
でも遠野に行き、空間移動を果たすと
頭に風穴があいて、それにまた新たな出会いや刺激を受けると
私の頭の中はすっかり錆がとれて、
カラカラと軽快に回転しだします。
今回の遠野はそこらじゅうが新緑の中で田植えが始まり、
田んぼに張られた水の姿が
こんなに気持ちの良いものかと、ちょっとびっくり!
能勢監督を案内して早池峰神社に行った時、
能勢さんが足を止めて、何かしていました。
何をしているのだろうと近づいてみると、
なんと湧き水の池の傍の穴みたいなところから聞こえてくる
カエルの鳴き声を聞いているのです。
その鳴き声が、いかにも目が覚めたばかりの寝ぼけたような声で
ぶあ~、フガフガ、ゲ~ブ~・・・というような
入れ歯の外れた爺さんガエルが
フガフガいっているようです。
私はカエルのことはわかりませんから、ガマガエルなのか
なになのか?
とにかく穴の中の、引きこもりガエル君でした。
また、森の中からなにやら、カッカッカッカッという音がしてきたので、
それはてっきり森の中に設置されている保安の電話が鳴っていると思い、
トッティーにどこかで電話がなってるよ!と言いましたら、
タオリさんあれはキツツキの音ですと、たしなめられました・・・・苦笑!
今回は能勢さんが、児玉房子さんがガラス絵に画いた早池峰山と
同じように早池峰山が見える場所を探したいということで、
あちこちと歩き廻りました。
ただ、
カメラと三脚を抱えて歩いたのは能勢さんとトッティーで、
私と奥友さんは車の中で待機していたのですが・・・。
早池峰山を始め山々にグルリと囲まれた田んぼの中で
旦那さんがイネを植える機械操縦し、
奥さんは早苗を家から運んでくるというご夫妻の仕事ぶりを
そ~っと遠くから撮影しました。

それは山々に囲まれた田んぼの雄大な景色の中で
豆粒のような、点景としての人間であり、
なんだか大きな包容の世界のなかの小さな人間であり、
人間は自然の中では主役ではないという
感じがしました。

随分前のことですが、書を捨てて町に出よう!と言ったのは
詩人の寺山修司ですが、
ホントに私は
パソコンを捨てて、遠野にいこ~という心境です。
三泊四日、テレビも新聞も、PCも全く見ませんでしたが、
娑婆に帰って来てみると、なんだか
アメフトのことなど、
まだクソジジイ達がバカな自己保身をしているようですね。
ちなみに遠野で知り合った庭師のOさんからは
タオリババアと呼ばれましたが・・・・苦笑!
まあ、それでも彼が自分の仕事した現場に連れていってくれ、
大きな見事なさざれ石を見せてくれました。
そのさざれ石をめぐってのことは
次回書きます!


このブログはちょうどアナと雪の女王が流行っていたころ、検索にヒットして知りました。
そのころの私はひきこもりで、自信もなにもかも失っていました。
そんな中このブログのいろいろな記事は私の意識を変えていきました。光が見えたような気がしました。
実は田下さんは私の母と同い年なのですが、勝手に縁を感じたりしました。同い年なのにこんなにも違うのだなーとか思ったり(^^;
今は就職に向けて就労支援所に通いながらがんばっています。
一度感謝の気持ちを伝えたくてコメントさせていただきました。
記事と関係ないコメントで申し訳ありません。