感情はすごい速さでその人を乗っ取る! |
書き残しておかなければと思った、
とても大切なことを書きます。
仕事がら、私は常に自分の心と体を観察しています。
自分の心に湧きおこって来る感情、意識、そして
その動機や
そこから起きてくる行動への衝動についての
トリガーは何かなどを
観察しては分析しています。
しかし、
その小さな現象をしっかり観察し、
厳しく(妥協しないで)分析することが
他者や人間を理解することに繋がることもあります。
そしてそれは鏡のように、
自分や他者や人間の心を解明するために
とても大切なことや、
気づかなければならないことなど、を
明らかにしてもくれるのです。
昨日の朝、私はうちの爺さんから
ちょっと無視される(ディスカウント)されるような事が
起きました。
爺さんには悪気がなく、
ほんとうに些細な事です。
しかし、
私の心の中に
ほんの一滴、怒りの感情、悲しい感情や
自己を憐れむ感情、というか、
要するに●自己愛の感情のしずくが湧いてきました。
それはほんの一瞬の、一滴でしたが、
そこからさざ波のように感情が、
体の中に広がりそうになりました。
よく見ると、そこには小さ鬱や不安も
張り付いています。
そのさざ波があっという間に、
どんどん大きな波になっていきそうに
なりました。
あゝしまった、と気づきました。
この一滴、この怒り⇒自己憐憫の一滴が、
私の心を動揺させたり、
不安の追い込んだり、
私の土台が崩れ、
自立神経が乱れることを
惹き起こす、
自分を感情に陥らせるスイッチなのだ!
と
気づき、
懸命に、
理性のスイッチに切り変えました。
ただ、
それも、理性のスイッチが効かなくなる寸前のことで、
あと一歩、感情の方へと私のこころが傾くと、
もう理性が効かなくなる、という寸前でした。
人間は感情のスイッチが、
それも負の感情のスイッチが入ると、
それと反比例して
理性がしぼんでいきます。
そうなると理性は無力なのです。
つまり
脳の中では、
●圧倒的に、理性より感情の方が
強いのです。
理性は人間が獲得した新しい脳(前頭葉)ですが、
感情は古い、動物的な脳であり、
残念なことに感情の方が理性より、
●無意識内では王者なのです。
無意識内での王者=感情を
放置しておくと、
人間はどんどん動物的になります。
そしてそれは
●主観ばかりになり、
客観性が衰退していくのです。
その人間が理性で、
●自分の感情の動向を見つめ、
感情が走るきっかけになる、
●自分の中にある
●負の感情を起こす種を見つけていないと、
もう、勝手に暴れ出し、
その人間を乗っ取ってしまいます。
※自分の感情の在り方を見つけることも
とても重要です。
そして今回よくわかったのは、
自分の感情のスイッチが入るとともに、
それが広がってゆく
●そのスピードの速さです。
あっという間にそのさざ波が
どんどん押し寄せて、
体じゅうに広がっていく。
そのスピードの中に
懸命に理性を挟みこもうとしますが、
その波が広がってゆく方が速くて、
なかなか挟み込めず、
アッという間に
自己愛の感情が起きると伴に
鬱と不安もが起きそうになりました。
しっかり、半ば強引に
感情をねじ伏せて、
理性の言葉を自分に言い聞かせ、
やっと私はいつもの平静さを取り戻しました。
感情に乗っ取られるのは
あっという間です。
油断していたらあっという間に
脳のインパルスが走り感情の脳へとなってしまいます。
そして体の自律神経のバランスが崩れてしまいます。
※多くの人は、そういう自分の感情のスイッチすら
気づいていないと思います。
もしこのまま感情に巻かれていたら、
私の体は不安定になり、
感情も不安定になり
鬱へと進行し
ストレスがかかっていくでしょう。
このブログを読んでくださっている皆さまへ。
自分を幸福にするのは
感情ではなく、
理性です。
理性を鍛え、磨いてください。
勿論楽しい感情や、
幸福な感情も大切ですが、
しかし、
理性の幸福の方がもっと
その人を幸福にします。
しつこいけど、
わたしの遺言として、
理性的に生きてくださいね!
人間は理性によって幸せになり、負の感情はなるべく小さい芽のうちに気付いてあげることが大事なんですね。勉強になりました、ありがとうございます。
だから感情を着火させないように、負の感情に反応しないようにうすることが、とても大事なのですね。