これから遠野に行って来ます。
「遠野の妖怪アイコンフェティバル」いよいよ最後です。
この14日をもって3年間のプロジェクトを終わりとします。
皆様応援をありがとうございました。
はじまりは、遠野の町再生の力として
遠野の中に潜むその自力を引きだしたいという思いから、
はじめました。
すべての事は自分の中にこそ、資源があり、
その足元を掘ることこそが、再生の最短距離である、ということを
お伝えしたかったのです。
残念なことに、
人間は、自分のことを分かるのが、一番難しいのです。
人間は自分の中に、どれだけ才能や力があうるか、ということを
知りません。
そして反対に、
自分の外部世界、つまり他人やよその地ばかりが
よいように思え、それを幻想化して憧れ、羨み、嫉妬したり、
更には依存しようとします。
しかしそれは根本に間違いです。
自分の中にこそ、創造の種があり、それは行動と共に
エネルギーをもち、発展していきます。
今は少し元気がない遠野も
ホントは自分達の中にこそ、
ホンモノの自力再生力があるのだ、ということを
どうしても証明して見せたかったのです。
遠野人は妖怪にそのオリジナリティーを託して
再生せよ!!
とです。
遠野に、その未来を切り開く底力があるとしたら、
それはこれまで遠野人が生きて、積み上がてきた過去の中にこそ
そのヒントがあります。
自分達の先祖が不連続に積み上げてきた伝統や歴史のなかにこそ、
それがあるのです。
このことは遠野だけでなく、人間の根本的なことであり、
誰もが自分の中にこそ、自分の創造性を有しているのです。
そういう遠野は、
柳田国男という傑出した民族学者から
「遠野物語」という大いなる遺産を貰いました。
「遠野物語」には、当時の<今>を生きる人々の
臨場の世界が綴られたいます。
そこに記されている、妖怪達はまさ
当時の<今>を生きていた、遠野人の異形の姿でもあります。
そして、いうなれば、
人間は、いつも妖怪なのです。
人間は、いつも自分の懐に妖怪を抱え込んでいるバケモノでもあるのです。
だからこそ、その異形の自分こそは、世界での普遍性に繋がり
自分の持つ地下エネルギーなのです。
その異形の妖怪をいかに現代にポップに蘇らせるかを
実際にやってみて、
遠野の底力をお見せしたかったのです。
この3年間のプロジェクトは、遠野の中に潜む、
潜在的な異形の文化とエネルギーをいかに引きだすか、ということでした。
妖怪を描いてくれたのは、ほとんどが遠野の子供たちです。
それらの妖怪の絵は、
遠野に、こんなにエネルギーがあるよ、と
教えてくれました。
遠野、妖怪幻想の郷、遠野が
もっともっと底力を発揮し、
世界へと発信できますよう、祈りながら、
このプロジェクトを終わります。
皆さん、ほんとうにありがとうございました。
楽しい、オモロイ
「遠野の妖怪アイコンフェスティバル」!
遠野市役所ロビーにて。
14日でおしまいです。
どうぞ見に来てくださいな!
来場者には妖怪缶バッチとしーるシートを差し上げま~す!
会場置いてありますので、
どんどんもっていってくださいな!
皆さんホントにありがとう!!


