2018年 11月 07日
映画仮題「どこかに美しい村はないか」撮影日記2、プロカメラマンの仕事! |
能勢広監督と出遭ってから11年になります。
当時私は東高円寺で、
1か月連続の若い女性アーティストたちの展覧会を
やっていたのですが、
能勢監督がそこに来てくださいました。
が、
奇しくも、
その時受付をやっていたのがトッティーです・・・苦笑!
まさかこの3人で映画を撮ろうなんて
夢にも思っていませんでしたが、
今は夢のようです。
今回能勢監督とロケ地を探して車で遠野を
走り回りましたが、
おぉ~これがプロのカメラマンかあ~と
その仕事ぶりにし、感嘆し続けました。
ロケ地を探して能勢監督が車を運転するのですが、
運転しながら、きょろきょろと周囲を見渡します。
助手席に私がいるのが邪魔なくらいに、
能勢監督の首と目が動き回ります。
そして狭い小道だろうが、農道だろうが、
これっと、目をつけたところへどんどん車が入っていきます。


さらに、土手だろうが,崖だろうが、三脚を担いで

まあ、そばで、ハラハラします。

時には電流がはしっている電気の柵をくぐりますので、
まあ、いたずらっ子をみているようでした。

また、私がすごいな~、これぞプロだな~と感嘆したのは、
能勢さんが、風景を見ながら即時にその目と頭で
風景切り取っていく、その技といいますか、確実性といいますか、


運転しながら、即時に自分の欲しい風景を、
目と頭でフレーミングしては車をとめて
歩き出し、


そしてそれらは、
まぎれもなく、非凡な風景であり、
さらに、
迷いや無駄が、ひとつもないのです。

その間も、
光の明暗や、光の質、温度や湿度による光の変化、
そして太陽や雲の動きや、空気や風を
瞬時に計算しながら、
カメラを作動させてゆきます。
目と頭と体とカメラと三脚が、一体となって
直観的に風景を選び、
撮影していくプロカメラマンの仕事を、
目の当たりにしました・・・スゴイ!
朝9時から夕方6時頃まで
能勢さんの仕事ぶりをみながら、私も
テンションがあがり、もうワクワクの連続でした。

↑夕焼けを撮るために約30分カメラを据えて待ちました。
能勢さんの集中を、邪魔をしないように
よけいな事を言わないように、
一秒でも、よけいな神経を能勢さんに使わせないようにと、
私自身も身を引き締め、もう初心に帰り、同行いたしました。
だからこそ、
私の中にも良質な緊張が起き、
エネルギーがどんどん湧いてきて
とても楽しゅうございました。
さらに能勢監督と今回の映画についての
基本的なことについてお話を詰めましたが、
そのことは次回お話します。

奥に見えるのは、ヤマガラさんのオーナーが建てた丸木小屋です。
当時私は東高円寺で、
1か月連続の若い女性アーティストたちの展覧会を
やっていたのですが、
能勢監督がそこに来てくださいました。
が、
奇しくも、
その時受付をやっていたのがトッティーです・・・苦笑!
まさかこの3人で映画を撮ろうなんて
夢にも思っていませんでしたが、
今は夢のようです。
今回能勢監督とロケ地を探して車で遠野を
走り回りましたが、
おぉ~これがプロのカメラマンかあ~と
その仕事ぶりにし、感嘆し続けました。
ロケ地を探して能勢監督が車を運転するのですが、
運転しながら、きょろきょろと周囲を見渡します。
助手席に私がいるのが邪魔なくらいに、
能勢監督の首と目が動き回ります。
そして狭い小道だろうが、農道だろうが、
これっと、目をつけたところへどんどん車が入っていきます。
時に私は側溝に落ちはしまいかと・・・笑!


さらに、土手だろうが,崖だろうが、三脚を担いで
ドンドン降りてはカメラを設置していきます。

↑この時は崖を降りて、岩を渡りながら、河のすぐそばまで。

時には電流がはしっている電気の柵をくぐりますので、
まあ、いたずらっ子をみているようでした。

また、私がすごいな~、これぞプロだな~と感嘆したのは、
能勢さんが、風景を見ながら即時にその目と頭で
風景切り取っていく、その技といいますか、確実性といいますか、
そしてそれらの風景がみんな、素敵なのですよ。


運転しながら、即時に自分の欲しい風景を、
目と頭でフレーミングしては車をとめて
歩き出し、
直ちにカメラを向けていきます。

時には這いつくばって!

そしてそれらは、
まぎれもなく、非凡な風景であり、
さらに、
迷いや無駄が、ひとつもないのです。

↑これは車のトランクに足を乗せて撮っています。
その間も、
光の明暗や、光の質、温度や湿度による光の変化、
そして太陽や雲の動きや、空気や風を
瞬時に計算しながら、
カメラを作動させてゆきます。
目と頭と体とカメラと三脚が、一体となって
直観的に風景を選び、
撮影していくプロカメラマンの仕事を、
目の当たりにしました・・・スゴイ!
朝9時から夕方6時頃まで
連日昼飯抜きになりながらも、
ひとつとして、無駄な時間はなく。
能勢さんの仕事ぶりをみながら、私も
テンションがあがり、もうワクワクの連続でした。

能勢さんの集中を、邪魔をしないように
よけいな事を言わないように、
一秒でも、よけいな神経を能勢さんに使わせないようにと、
私自身も身を引き締め、もう初心に帰り、同行いたしました。
だからこそ、
私の中にも良質な緊張が起き、
エネルギーがどんどん湧いてきて
とても楽しゅうございました。
さらに能勢監督と今回の映画についての
基本的なことについてお話を詰めましたが、
そのことは次回お話します。
宿はいつもB&Bヤマガラ文庫さんです。

by denshinbashira
| 2018-11-07 06:40
| 遠野の映画撮影日記
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