人間は思い込みの世界をいきているのですよ。その7、自分の脳の主役になるその2 |
書きます。
私達の脳の中には
遺伝情報と共に
私たちが生きながら集めたたくさんのデータが
詰まっています。
脳はそのたくさんのマザーデータ(遺伝情報+子供の頃に集めたデータ)を基に
出力しています。
その時、どういう風に出力するかというと、
何かあるたびに、脳の中でマザーデータとの連鎖反応をしながら、
脳が立ち上がってゆくのです。
人間はおぎゃ~と生まれた瞬間から、
データの収集が始まり、
それは物や事を認識しながら、
更にその人間の生き方の基礎を
創っていきます。
つまりこの世では、何をしたらいいか、
自分がどうあれば安泰で安全かと
自分の命の保全を探りながらデータをあつめていきます。
逆に
そして楽しいことや嬉しいことは
別に記憶しておく必要がないので消えていきますが、
つまり叱られたことや、
自分が傷ついた時のことやなど、
記憶しておかないと、また同じことが起きた時の
危機管理ができない・・・と脳が思い込んだからです。。
そういうことが記憶の中にいっぱい集められて、
やがて、思春期を超えて、成人していきます。
成人したら、今度はそれまでのローカルなマザー情報を基に
なぜローカルかというと、
自分の親をはじめとする、
子供の時代の周囲の人間や環境から
集めた情報です。
それはあくまでも、自分の子供時代の周囲のことであり、
つまりローカルな情報なのです。
そしてそのローカルなマザー情報を抱えて
広い社会へと出ていくのですが、
その時、起きて来る新しい事象も
そのローカル情報に連鎖反応し、
そして
時に書き換えながら
生きていきます。
そのローカル情報が書き換えられるのは、
自分が失敗した時や、挫折した時です。
だからこそ
失敗や挫折は、ほんとうに大事なのです。
つまり
自分に何かが起きる度に、
自分の過去をググっては、
アタマの中のデータを連鎖、駆使しながら
それをどう認識するか、
或はどう対応するか、を
自分の無意識の中で立ち上げては、
その時々の自己決定をしているのです。
自分のデータ(思いこみ)を基礎に
自分の脳の中で感情が起きたり、
さらに意識が起きたりしているのです。
思い込んだことをベースに、人間は意識や行動を
起こしているということです。
勿論尊敬する他者から影響されたり貰ったりする情報を
学習したり、付け加えたりということも
当然ありますが、
問題は、
自分に起きるマイナス情報についての多くは
既に自分が集めたマイナス情報に連鎖が起きているということです。
それまで自分が集めた危機管理情報に
基づいて、考察が起きているということです。
例えば、とても単純でわかりやすくいうと、
自分が他者の言葉に、傷つけられ、落ち込んだとします。
しかし
その言葉は既に、
以前自分が傷つけらた時(子供時代)の記憶に連鎖してしまうのです。
また他者の行動も同じようにう
自分の過去の体験や経験に、連鎖されながら
判断されていきますから、
自分の中に不安情報が多いと
他者の行動を過剰に恐れたり、心配したりする
妄想が起きてしまいます。
例えば、
相手がよほど意識的にあなたを傷つけようとした場合は別ですが、
相手がなにげなく吐いた言葉でも
あなたは、その言葉に連鎖反応してしまうということが
起きてしまい
・過去の嫌な記憶や
・自分ヤバイと思った時の意識や気分が
蘇ってきて、
自分が、自分を、傷つけてしまうのです(追い詰めてしまうのです。)
蘇り、
そのディスカウントが更に自分の中でで掘られて行く、という具合ですかね~。
自分の過去、特に子供時代のディスカント経験が多ければ多いほど、
人は傷つきやすく、
他者の何でもない言葉に対しても、すぐ連鎖が起き、
自分で自分をディスカウントしては、
●感情のスイッチが入り、落ち込み、
反対に怒りがおきたりして、
生きづらい自分をさらに追及してしまうってことですね。
もう一つは、脳の研究の進化により、
生まれつきの脳の傾向があり、
傷つきやすい脳のひとや、
反対に傷つきにくい脳の人もあるということです。
もしかしたら、
自分は生まれつき傷つきやすいのかもしれないのですね。
脳は、
自分の脳の資質プラス、
自分が収集したデータで完結しており
この世で自分が遭遇する様々な事象を
自分が自分の脳の主役になるためには、
自分の脳の中にある、マイナスデータ、特に
子供の頃、様々に他者(主に親)から浴びた
マイナスデータを、一度検証して、
健康な脳に戻す。
健康な脳とは
その人が生きづらくない脳です。
自分がどんな時に傷ついたり、落ち込むかを
洗い出し、
それを他者との関係に持ち込まないように
意識的にする、ということが必要です。
私に言わせれば、
他人から傷つけられることなど
そうそうには、ない、です。
もし傷つけらたと思うなら、
それは、自分が傷ついた過去が
疼いている。
ということです。
自分が脳の主役になるために
私がお勧めするのは、
どんな時にも
◎ 傷つかない、ことです。
そして、嫌なことは
どんどん忘れてしまうこと・・・・笑い!
他者との関係でもっとも有効なことは
いつもあっけらかんとしていて
◎ 何事にも楽天的であること。
そして危険な人、
つまり物事を斜めに見る人や
傷つきやすいひとには
近づかない!
もしそういう人と付き合わなければならない時でも
あっからかんと、相手のことを扱うことです。
深刻にならず、
相手の感情のペースにはまらず、
相撲も取らないことです。
では次回は
脳がどんなに素晴らしいかを
書きます。