「MIZUTAMA」5号、新しい時代に向けて、その2 |
300年の眠りから覚めた日本は、
世界水準に追いつくべく、
それまでの藩体制をやめ、
一気に
中央集権国家とその工業国化を図りました。
以来日本は世界の大波の中で、
翻弄されています。
おかげさまで、というか、そう皮肉るかは別として、
日本は、こんなに小さな国なのに
先進国という地位を得て、世界の先端を走っています。
しかし、その先進国としての先端の先には、
・高齢化社会と・人口減少という深刻な現象が大き口を構えて
います。
つまり日本は高齢化社会と人口減少の
世界における
●最先進国なのです。
これをどう乗り越えるか。
世界の国々と肩を並べ、
文明の進化による、
高い技術革新と工業的経済力という蜜の味は
ほんとうに密の味であったのか。
もしかしたら、
知らないうちに退行していなかったか・・・と。
私は疑問を投げかけます。
昨日も書いたように
今のままだと、子供の脳力は
大きく二極分裂していくかも、しれません。
つまり
ものすごく頭のいい子どもと
脳力が劣化した子供との二極にです。
しかし実はもう、その二極化は起きているかもしれないとも
私は思うのです。
これは子供だけではなく、
近未来の日本社会も二極化していくかもしれません。
読解力に限って言うと、現在、それができているのは
大学生の約二割を切るそうです。
つまり80%のこどもがヤバイのです。
ろくすっぽ教科書が読めない…という状況らしいのです。
※参考文献 「AIvs教科書がよめない子供たち」新井紀子 東洋経済
私は利便性や経済中心の文明のつけは
もうとっくに日本人に来ているかもしれないと
危惧します。
目先のことばかりで、です。
国家百年の計どころか
皆さんはどう思われますか。
根源的な
<生きもの>としての人間が
何が大事で、何を失ってはならないかを
考えまて見ませんか、と。
昨日書いたように、
ほんとうはスゴイことが起きている。
有史以来の大転換が起きている・・・という認識を
どれくらいの日本人が感じているのでしょうか。
大転換、それも
悪いことではありませんよ。
AI技術も悪いことではありません。
でもね、
その裏にはリスクがある。ということ。
そのリスクを、どのように越え、克服したらいいかを
考えましょう。
私は、今作っている映画
仮題「どこかに美しい村はないか」~幻想の村遠野、児玉房子ガラス絵の世界より~で
それを考えていきたいと思います。
もし、農業がAI技術でイノベーションされたら
田植えも稲刈りも
畑の管理も
果樹の収穫もみんな機械化されたら
あの美しい田園から、
人の姿が消えるかもしれませんからね。
そして、これは宣伝も兼ねて!!
書くということは楽しいな~という
雑誌「MIZURAMA」5号、
特集は文房具「書くしあわせ」です。

