「MIZUTAMA」5号、新しい時代に向けて、その5.ホンモノを創り売る! |
「MIZUTAMA」の編集をしていましたので
当然着替えの洗濯は私がやりました。
ある日洗濯物に紙が混じっていたらしく
衣類にそのクズがついてしまいました。
でも、よく見ると、トッティーのインナーだけに
それがたくさんついているのです。
うちは娘も私も下着はグンゼの快適工房という
綿シャツを着ています。
いわゆるババシャツね・・・笑!
トッティーは若いお嬢さんですから、
今風のオシャレなインナーです。
でもそれは合成繊維のインナーです。
合成繊維だと静電気をたくさん発生させてしまうのですね。
だからインナーにあんなに紙屑がついたのです。
反対に自然繊維の綿や麻や絹では
繊維自体に水分がありますので、静電気は起きにくいのです。
まあ、いずれにしても
静電気は体にはよくありません。
万病のもとです。
それでほんとうにお節介ですが、
グンゼの綿シャツを買ってきて、
私のうちでの仕事着と思って
よかったら着てごらんなさい!と差し上げました。
今はもう、合成繊維が蔓延してしまいましたね~。
そしてそれを支えているのが、
いわゆる、使い捨て文化です。
私ははっきり覚えています。
子供の頃、母親が読んでいた雑誌に
(ほんとうは雑誌名まで覚えているのですが
書きませんよ・・。)
「消費は美徳だ」と書いてあったのを。
当時のアメリカ文化にかぶれた大人達は、
そういうマインドコントロールを
されてしまったのですね。
それが今もいわゆる、
安いものを買っては
短期で使い捨てる、という文化になってしまいました。
そういう大量生産、大量消費という文化のもとに
経済が追い立てられているように思います。
ということを頭の角において
今日の本題に入ります。
昨日
お米だけでなく、
他のものについても、いかに
●根源的なところまで立ち戻って、
産業を再構築していくかについて、書くと申し上げました。
AI時代になると、
AI導入でさらに利便性やコストダウンが追求されて行くとおもいます。
そして
大量生産と大量消費の使い捨て時代は、
はそのまま続くででしょう。
反対に
AI産業に飲み込まれず勝ち抜いていくには
AIにはできない領域、
人間の考察力と創造性が造り出す産業が必要です。
それはおそらく大量生産、大量消費ではないと
私は考えています。
つまり
食べる物も、着る物も
それが人間の健康と幸福をもたらすものであるかどうか。
そこまでたちもどっての根源的な考察や検証することが必要です。
そこまで考察され、原点に立ちもったモノづくりこそが
必要です。
着るものなら、体によく、体を守り、快適で、着やすいもの。
良質な素材とデザインのもの。
デザインは外見の良さではなく、
優秀なパタンナーが作り出すデザインの型紙を重視したものです。
食べるもの、着るものだけではなく、
ありとあらゆるものについて、
人件費やコストがかかっても
本質的に良いもの、
根源的に
人間を守り、幸せにするものを造り出すという産業への転換が大事だと
思います。
また世界の最先端をゆく日本は
世界のAI産業に勝ち抜いてゆくためにも
日本の製品をブランド化する必要を思います。
ちゃんと生産コストに対価を払い、そのうえになお
優れた技術、デザインや品質の上に、
何が、人間にとって、快適であり、健康であり、
幸せをもたらすかを
ブランディングしていくということです。
それは、戦後の産業のありとあらゆるものを
そういう風に見直してゆく、ということです。
そのことは翻って、
物質文化を、総括し、さらに
人間は、これから<もの>とどういう風に向き合うかの新しい文化と思想を
造り出して(創造していく)ことが必要です。
そのことは次回書きたいと思います。
急遽今から遠野にゆくことになりました。
雪景色を撮りにです。
ので、
20日までブログはお休みします。

