労働が尊敬され、働くことが喜びで、 生きがいになるような! |
こんなにはびこったのか、
さらにブラック企業だけでなく
企業一般が
通常の8時間労働ではなく、
その要因のひとつに
テクノロジーの発達と
行き過ぎた文明があると思います。
確かに生産性が上がり、
利便性や効率性も上がりましたが、
その分せわしくデジタルに時間が過ぎ、
さらに過当競争の激しい中で、
企業は常に新しい製品やサービスに追われています。
昨今のアマゾンの、
今日注文したら翌日に届くなんて
行き過ぎです。
当然そこには無理が生じ、
誰かが犠牲になっていると
思いますし、
さらには大量販売を背景に、
送料を無料にするなど、
明らかに個人商店や小さな企業潰しですよ…怒!
そんなに急ぐ必要もないし、
送料を払うのは当然だし、
何かが間違っている。
いつの間にか
<お得>という呪文に頭を乗っ取られて、
安物買いや、安易な大量消費に走る結果、
労働がますます苦しくなり、
若者は貧困になり、
さらにAI投入により、働く場までも失うなんて
そんなバカなことがあるものかと、
私は、思います。
行き過ぎた文明が今度は
負のスパイラルになって
人間の首を絞めだした。
おかしなことに、現代は
生活の基本にたくさんのお金が
かかります。
それなりのお金なくしては、生きれない!
豊かで便利で福祉とか、
さらに年金や健康保険で
生活が保障?されているように見える、
そのトリックの中でも
実は、不安は解消されていない。
さらに昔はみんな貧しく、
しかしそれでも
中間層が幅広くしっかりしていたが、
現代はその中間層が消え、
格差が広がっていく中、
どうしたものかと、
私は考えるのです。
私たちは、そういう時代に
何もできず、
もうすぐ去らねばならず、
あとを託すしかない。
もしかしたら、人間はどこかで気づき、
行き過ぎた文明について
考えだすかもしれないね。
ブラック企業で人間が酷使されるのではなく、
労働が尊敬され、
適切な時間のなかで働き、
正当な報酬が払われ、
働くことが喜びで、
生きがいになるような、
そんな社会にするには、
つくづくと茨木さんの詩や
宮沢賢治のポラーノ広場を
思い出します。
六月 茨木のり子
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれ色した夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きるしたしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
人間よ、幸福になってほしいです。