映画「どこかに美しい村はないか」遠野の人がほんとに優しい! |
遠野の人がほんとに優しい!
今回のロケでも車が縁故して立ち往生の中、
ほんとうは田植えの最中でそれどころじゃないのに
陽祐さんやお父さんがバッテリーを起こすために
車やケーブルを取りに帰ってくださったり、
車屋さんの手配をしてださったり。
さらに30くらいかけて遠野市内から来てくれた
車屋さんも、
いろいろ調べてくださり、
原因が分からないけど、電気関係かもしれないと、
電装屋さんを手配してくれました。
そして
自分では直せなかったからと、
出張料金をとられませんでした。
さらに電装屋さんも、
同じように市内から30分かけて来てくださり、
とても親切にしてくださいました。
遠野の人達は
都会人にはない大らかさがありますよ。
優しいです。
それにとても人懐こくて、
撮影していてもどんどん近寄ってきて、
すぐに打ち解けます。
宿泊先の<やまがら文庫>では、
いつもさりげなく私達(旅人)によりそってくれ、
支えてくれて、
ほんとに感謝です。
今、遠野は田んぼに張った水が鏡のようになって
突き抜けるように青い空と、
眩しい新緑の山々が映り込んで
美しいです。
ロケに来るたびに
きっといい映画になると確信します。
それは単に風景が美しいだけでなく、
遠野には、まだ残っている
日本人の善良でまじめで優しいアイデンティーを
感じるからです。
それはもう都会では擦り切れてしまっている
本来の日本人にあった、
他者と共存してゆく優しさです。
これは、遠野の宝かもしれませんよ。
いわゆる一般的な観光とかでは得られない、
しかしとても
貴重な観光資源かもしれませんよ。
つまり名所旧跡とか、名物とかの
すぐに経済効果を産むものではないけれど、
しかしもう日本人本来の人心が、
ドンドン廃れていく中で
いまだに遠野の風景と人々が有している、
古き良き、日本人の心の世界です。
映画でこのことをお伝えできるといいな~と
思います。