段ボールをたたいて欲しいのです。 |
人間の中には潜在的な攻撃性があるのです。
それが内向し、沸点になってしまうと、
もうその人間を暴力が乗っ取ってしまいます。
もし自分の中に攻撃性が内向している、という自覚があるなら、
段ボールを叩いてください。
叩きながら、心に溜まっている言葉を
吐き出してください。
自分の中の怒りや恨みを
段ボールにぶつけてください。
段ボーるに言うのですから、
罵詈雑言、恨みぶし、何でもいいのですよ。
大切なことは、
ちょっとしたストレスでイライラしている人や
ストレスが溜まっている人でも
効果的です。
子育てのお母さんでもいいです。
苛々したら、段ボールを叩いて
自分の中に内向している暴力を
段ボールに吐き出してください。
●暴力を人に向けてはいけない。
しかし、人間の中には潜在的な攻撃性があるのです。
段ボールを叩いて、自分の中のイライラをそこに吐き出して、
そしてすっきりしたら、
そのイライラを溜めないためには
どうしたらいいかを
●考えることです。
自分の中の攻撃性にのっとられるのは、
まだ自分が、動物レベルなんですよ。
人間になるためには、
●理性と理知の世界を駆使した自分を
そうなりましょう。
まず
段ボールを用意します。
きちんと箱に組たてて
叩いても壊れないように
ガムテープで補強してください。
それと新聞を丸めて
ところどころを
ガムテープを張って強化した
新聞紙の剣を
造ります。
2,3本作っておくといいと
思います。
椅子を二脚用意してください。
そして大声を出しますから
雨戸やカーテンを閉めてください。
用意が出来たら
ふたつの椅子を
人が三人たってはいれるくらいの距離に
離して
向かい合わせに置きます。
その真ん中に段ボールを
おいてください。
一方の椅子を自分の椅子とし
もうひとつの椅子を
親(相手)の椅子とします。
親(相手)の椅子は自分が共依存している
親(相手)の椅子です。
用意ができたら
自分の椅子に座り
軽く目を閉じて
深い深呼吸を
何度かしてください。
頭の力を抜き
奥歯の力を抜き
身体の力を抜いて
リラックスします。
それができたら
今度は
自分の呼吸に集中していきます。
集中できたら
目の前の椅子に
親(相手)が座っていると
思い浮かべてください。
親(相手)の姿が浮かんできたら
その親(相手)に向かって
決別宣言をしてください。
そして親に言いたかったことを
言ってください。
育ててくれて感謝する。けど
自分はもう
自分を生きる。
アンタとは関係なく
自分を生きるから
もう
私から
出ていってくれ。
今からアンタを追い出すから・・・と
いうように
親ばなれ宣言です。
自分の言葉で
頭に浮かんだことばなら
何でもいいです。
そして
力を籠めて
新聞紙の剣を握り
段ボールを思い切り
叩いてください。
全身で
叩いてください。
叩きながら
親(相手)から脱出するぞー!
自分らしく生きるぞー
もう
あんたの言いなりには
ならない・・とか
とにかく
親(相手)から脱皮するための言葉を
吐きながら
思いきり段ボール箱を
気がすむまで
叩き続けてください。
このワークは何を目的としているかというと。
親(相手)によって
委縮させられている
自分のこころと
体の
エネルギーを
親(ダンボ―ル箱)を叩くことによって
自分の身体に
取り戻すのです。
つまり頭だけ解決しようとしても
ダメなんですよ。
こういう風に
身体の臨場感をもって
躍動しながら
段ボールを叩くことは
観念(意識)で
親(相手)を退治するのではなく
パンパンと叩きながら
その手ごたえを
身体で感じることで
自分の心と体に巣食った親(相手)を
今退治しているという
リアリティーの実感を感じながら
親(相手)の呪縛を解いていくのです。
叩きながら感情を
そこにのせていけると
もっといいです。
でも
叩くだけでも
委縮が取れていきます。
元気が出てきますし
感情がすっきりしていきます。
そして
ほんとうは
親(相手)に対する
怒りや
恨みの感情など
相当溜まっているはずですから
それを
叩きながら
全部
吐き出せると
いいです。
どれだけ辛かったとおもってるんだよーとか
子どもの頃を思い出して
親(相手)から怒られたとき
どれほど自分が傷ついたかなど
親(相手)には言えず
心の奥に鍵をかけていた言葉を
吐き出すだけで
随分こころのお掃除ができると
思います。
それとこれはいつも書いている
朝の祈りのワークですが
ノートに「親あ(相手)と分離できますように」とか
「親(相手)との共依存を脱出できますように」
もっと具体的に
「親(相手)を頼らないでいきれるように」
あるいは
「こころの中の不安がきえますように」
「自分の力が発揮できますように」などなど
毎日”共依存”からの脱出できそうな言葉を
書いていきます。
自分を勇気づけれることばでもいいし
自分の中の共依存の原因を
取り除いてほしい・・と云うようなことばでも
いいですよ。
「嫉妬や憎しみを取り除いてください。」ということばも
いいです。
毎日書いてゆくうちに
少しずつ、少しずつ
自分の中に変化が起きてきます。