昨夜はテレビで「ポツンと一軒家」というの見ました。 |
以前にも1,2回見たことがあります。
地図上で人里から離れてポツンとある一軒家を
取材する番組ですが、
昨夜見た二軒の住人の、それぞれの方々が
とても素敵でした。
いろいろご苦労があったようですが、
それを乗り越えられ、さらに淡々とその地で
根を張って生きようとしておられる。
いかにも朗らかで、あっけらかんとして
ご自分達の住まいの取材を快く、
まあ、おあがんなさい、と承知されます。
私の小さい頃は、
お客様が来たらすぐ、どうぞと家の中に上げるのは
当たり前のことで、
むしろ玄関先で帰すのは、
失礼だという風であったと、思います。
しかし今の時代はもう、
人の心がだんだん固くなっていると思うのは、
私のひとりよがりだろうか。
昨夜のテレビで見た方々には、
さらさらと流れる小川の水のような心がありました。
そういう人々は昔の日本人には多くいたように思います。
都会ではもやはそういうことはありません。
しかし遠野にゆくと、
たびたび、そういう
人懐こいお婆ちゃんやお爺ちゃんに会います。
直ぐ打ち解けて、とても楽しいです。
都会の人間のように
他者を警戒し、威嚇する、刺々しさが
ないのです。
まだまだ朴訥な人達が、
田舎にはおられるのではないでしょうか。
そういう人の心に触れると、ほっとします。
警戒心と猜疑心でこりかたまった若者の心が
遠野に行き、少しずつ解けてゆきます。
なんの根拠もなく、私は思うのですが、
この広々とした空と、
牧歌的な自然こそ、
人間にとってはとても大切なのではないかと。
確かにそこで生活することは
大変な苦労の連続であったと思います。
決して楽な日々ではなかった。
しかし、こうして、
それを突き抜けた人々の大らかで
なんだか、人間の一番大切なものが
そのまま、
残されている気がしました。



