人生の極意は、他人の中に深入りしない(再)続きです。 |
見ながら、あゝこれは
デジタルな頭(感性)を持つ作家(脚本家)が、
物語をアナログにまとめようとして
そこに齟齬が起きているのだな~と思いました。
まあ、試みは面白いね。うまくいくといいね。
脳世界は瞬間瞬間デジタルに変化している。
体も変化しているのですが、体はゆっくりと
アナログ的に変化している。
脳世界は刻々とその一回性の中で変化していても、
どこかで体とのバランスを図りながら
全体を統合しまとめる機能もあり、
つまり脳の中は外的刺激をうけ、
過去の記憶データーと未来のシュミレーションをしながら、
今どうするかを、
瞬時にはじき出しているが、
そこには体との連携があり、
自分の脳と体の全体性の連続性を見渡しながら、ということです。
つまり
デジタルの世界とアナログ世界を見渡しながら、
結論を出すという、
そこが脳の凄さだね~!
脳の記憶データーは
それぞれがその人間のオリジナルデーターだから、
それが個々に全く違うんだね。
もし、脳の中の内容が可視出来たら、
つまりその人間が何を感じ、何を思い、何を欲しているかなどが
映像として可視できるようになったら、
みんなが、自分と他者との違いに驚くでしょう。
あゝ
こんなにも違うのか!とね。
そういう時代が来るかもしれないけど。
それは個々の人間単位でも、
国の単位でも同じで、
皆が、それぞれの環境や風土や歴史の違いを持っており、
その違いが明らかになったらきっと
もっと個々の国が尊重され、
それぞれの国が、その違いを以て自律して、
交流することができるかもしれないね。
まあ、これも私の安易な願望かもしれないのですが・・・。
今の世界情勢をみていると、
確かに情報、デジタルな世界にはなったが
よくよく目を凝らすと、
動物的本能である弱肉強食的本能が
以前より強くなっているように思います。
知性のある人間より、動物臭が強い人間が
リーダーになっている。
※もしかしたら世界は後退しているのかなあ~?
上手く書けないけど、
デジタル社会というのは
いかにも先進的に見えるけど、
もしかしたら
自分の中の瞬間的な即物的欲望や欲求で動く人間が増え
大きな歴史的視点や、
知性を以て
全体を包括して考える人間が少なくなるのかも
しれません。
少なくとも、人間が生き伸びてゆくためには
お互いの違いをちゃんと認識して
様々なる生き方を受け入れ
明確なところも、曖昧なところもそのまま包み込むような
お大らかさを失なわないことだと
思いますが。
国どうしも、お互いの文化の違いを尊重して、
だからこそ、
交流することで豊かになり、
お互いの利益を保証して共存する世界になって欲しいと
思います。
もう未来を皆さんに託してゆくしかない私は
デジタル世界とアナログ世界を上手に統合して
ほんとうに人間の幸福を捜して欲しいと思います。