人間関係という騒ぎの中を悠々と通り抜けていこう! |
これはまさにデジタル脳の世界だな~と思う。
デジタル脳とアナログ脳は、私が勝手にそういっているのですが、
このふたつの脳の傾向を大雑把にいうと、
デジタル脳は断片的で、シャープであるが、曖昧さや大らかさを許さない。
正確さを追求し、根拠を持たないものを許さない。
反対にアナログ脳は全体を包み込みながら、
どこか曖昧で、おっとりしており、不正確なところがあり、
ボンヤリしたものをも包み込む。
私の感想では、デジタルな世界ばかりを追求していくと、
心理的に追い詰められていくよ。
そもそも人間というのは
大きな器なんだね。
生まれたてのときは、ほとんど空っぽの器に
成長しながらドンドン中身がはいっていく。
その中身もいつも正しいものばかりが入るわけじゃない。
間違ったものや、時に汚いものだって入るときがある。
そういう物がごった煮のように経験という時間で煮つめられ、
味が出て来る。
正しいものや、綺麗なものばかりじゃあ~塩味もつかない。
そもそも、正しいんなんてことは一体何なんだと、
私は思う。
綺麗なことばかりじゃあ~人生つまんないでしょ。
久しぶりに加島祥造さんの「ほっとする老子のことば」を
とりだした。
目次をみるだけでホッとする。
社会なんてたかが知れている。
それに
人間関係なんてのは騒ぎなんだね。
脳の世界もデジタルばかりじゃ~ないよ。
デジタルを統合する高次機能や
脳の中の偶有性があるからこそ、
私達は閃いたり、感動したりするんだね。
まあ映画を宣伝する都合もあり、
今しばらくは、デジタル世界に付き合おうと思うけど、
でも
それが一段落したら、わたしゃアナログ世界に戻るよ。
曖昧で、ボンヤリで、孤独な静かな世界だけど、
それでいいんだね。
私自身、自分もたかがしれているし、
72年生きてきて、
人間関係も、大したことがないと
分かったからね。
まずは悠々と最後を歩きたいですね。
社会という騒ぎの中を悠々と我関せずに、
通りぬけて行きましょうかね~。

