カメラマン篠田先生の名人芸! |
能勢さんが、赤ちゃんの時からのお付き合いらしいです。
今回篠田先生と一緒に仕事をする中、
もう、能勢さんだけではなく、私にとっても、
なにがスゴイって、カメラ技術は勿論のこと、
その人間力がスゴイのです。
私が常に言っている
●あっけらかんの感情で、
前を向いてスタスタ、という、生きることの極意を
そのまま体現しておられるのです。
だから現場の空気はいつも爽快で楽しく、
キビキビとして、厳しいのだけれど、
疲れません。
厳しいのだけれど、明快なその言葉は、
スタッフの心をネガティヴに掠るような事は一切
言われません。
そして77歳なのに、その行動力(脚力)が素晴らしい!
あれっと思うと、もうすでに、丘や山に登っておられ、
撮影にふさわしい場所を見つけては、
手を振って合図される。
手が降られるとOKということなのです。
若い時は主にCMの仕事をされ、
<イオナ>や<資生堂>などの映像を手がけられました。
※あの美しいイオナのCM映像をご覧になった方もいるかと思いますが。
その後は美術館や博物館の映像の仕事をされ。
今も現役として頑張っておられます。
今回の映画でも、ドローンを飛ばしたり、野の花や雲や、そして星座の撮影などに
腕を振っておらます。
その名人芸ともいうべき映像を
映画の中でご覧いただけると思います。
若いスタッフには、
先生と一緒に仕事をすることで、
いい仕事とはどういうものであるかを
体験してほしいと願っています。
さらに生き方としても学んでほしいし、
私も先生から学んでいます。
映画のロケもあと数回となりました。
能勢監督と篠田カメマンによる、美しい映像をご覧いただきながら
時代を生きる、時代を創るということの何かを、
皆さまと、一緒に考えられたらと、思います。