シリーズ「AI時代をいかに生きるか」その6、夢から醒める! |
まだそれを追いかけて夢をみようとしている人々が
同じように日本も
あの高揚した高度経済成長期は終わって
もう、人間が、
それでは、シリーズ4でお約束した
人間の現実とは何かについて
書きます。
人間は脳と体を持つ有機体の生命現象です。
人間は虫や動物や鳥や草木と同じように、
大いなる自然に守られながら
有限な生命現象をもち、
他の生命を食らって生き、
脳を進化させ、
少しばかり他の動物たちより優れている
動物にすぎないのです。
人間という生命現象の特徴は、
人間は脳の意識を手掛かりに、
自分の脳と体の中を生きているに過ぎないということです。
言い換えれば、脳現象の
自分の脳の中を去来する<意識と無意識>のあれこれと、
体の中に起きる欲望と欲求を、消化しながら、
ただ生きてるのに、すぎないのです。
これが人間の現実です。
このことを理解するのはとても難しく、
説明するのも、とても難しいのですが、
人間は常に自分の外界に起きることを体験し、経験して<認識>しながら生きています。
自分が、そうではないかな~と思いながら、最終的にはそれを認知して、
思い込んで記憶化しているということです。
認知とは外界の出来事を自分流に解釈したり判断したりして思いこむことです。
ただそれは必ずしも、真実や事実とは限らず、いつも曖昧さを含みながら
外界を認識しながら生きているということです。
※それが事実であるか、真実ではあるかは、
客観的に証明される必要があります。
もう一つ、人間は、そうであったらいいな~という<仮想>の世界を
設定しながら生きています。
その仮想の世界を手掛かりに、人間はたくさんの発明や発見をしてきました。
※引力も電気も原子力も、みんなもともと宇宙に存在する物理現象です。
宇宙の始まりは、物質とエネルギーの物理現象のはじまりであり
有機体の生物現象が生まれてきました。
そしてオゾン層ができあがり、そこで初めて
水棲生物が陸にあがり、人間へとなっていきました。
その人間が火を使いだし、さらに言葉を発明して、
いよいよ人類史が始まるのです。
もうおわかりですかね~・・・?
つまり人間は、もともと、ただの有機体の生き物にすぎなかったのが
脳の進化と供に、人間を中心とする虚構世界を作り出し、
そこで様々な、ストーリーをつくっては、
それと同時に
宇宙に存在する物理現象を
※電気も原子力も、それらのおおもとは、
もともと宇宙に存在するエネルギーです。
宇宙は放射能だらけなのですから。
さらに食料を手に入れるために、
有機体としての限界をのりこえようと、
・自然に挑戦し、
・自然をコントロール(農業の発生)しようとして来たのです。
何を言いたいか、というと、
人間とは、宇宙の原子や分子を発見しながら、発明した歴史を重ね、
そして今、さらに人間は人間という有機体生命の限界を超えて
自然をコントロールし、バイオや遺伝子工学により、
人間の生命現象までをコントロールしようとしている、と
いうことです。
脳現象や生命現象までをテクノロジーに依存し、譲りわたしかねない時代が
そこまで来ていると思います。
果たしてそれは、
いいことなのか、
それとも人間を滅ぼすことにはならないのか、という
一つの臨界にきていると、私は思うのです。
もうすでにオゾン層はめちゃめちゃです。
人間は、どこにいくのだろうか?
人間は、
果たして有機体としての生物をやめるのか?
もし、私たちが生命体(有機体)としての人間として、
滅びることではなく、
生き延びることを望むのなら、
人間はもう、
●わきまえなければならない、と
私は考えます。
そのためには、
これからの時代において、
行きすぎたテクノロジーによって起きた
人間が滅びかねない脅威を
いかに取り除くかです。
核も、原発も、宗教戦争も、金融経済も、もしかしたら資本主義も・・・。
再度いいますが、
人間の現実は、
生命体としての欲望、欲求を消化しながら
脳の中で思いこんだ認識で、
あれこれ頭を巡らせながら生きているいきもの(動物)に
すぎない。
しかしその脳の進化は、宇宙の物理現象や科学現象を
解明し、発見しながら、テクノロジーへと転化し、
自然をコントロールし、人間の文化と文明として
虚構化してきた。
それがいよいよ
インテリジェント・デザイン、つまり
●神の領域とでもいえる、自然の摂理さえにも、
手を伸ばそうとしている。
私流にいえば、AIテクノロジーのエンジニアや
欲の深い起業家や投資家の操作するAIの触手が
自然の摂理にさえ及んできていると
いうことです。
そして、いまだに目が覚めない多くの大衆は、
しかし、
ほんとうにそうなるかどうかは、
分かりません。
なぜなら、人間の脳の中にはにはもうひとつ
●理性という叡智があるからです。
もう人間は、
人間の運命に対しての、結論の指標を持たなければならないと、
私は考えます。
そして、
その危惧を抱いたまま
もうあと少しでこの世をさらなければならない私は
ほんとうに、ささやかですが、
この映画を皆さんに贈ります。
最後にひとこと。
私は、宗教や、神秘的世界や、ファンタジーなどを
決して否定しません。
神も仏も幽霊も妖怪も、それでいいと思います!
なぜなら、それも、人類史の中で、
●人間が作り出した文化の世界だからです。
人間の苦悩や人生の辛さの中から、
夢や希望を仮想して人間が作りだした
文化花と実だからです。
でもね、
最後に見田宗助さんのこの言葉を
贈ります。
『夢から醒める、ということが
感動の解体であるばかりでなく、
いっそう深い感動の獲得でもある。』



