遠野から帰ってきました。

遠野から帰ってきました。

ロケ終了のご挨拶とパンフレットのための写真撮影をしてきました。

映画はいよいよ音無しの仮編集ができたようです。

編集をほぼ終えた映像を見ながら思うのは、

映画というのは、つくづう感性で見るものだな～、ということです。

理屈抜きで、無意識に訴えていく映像と音楽に、何を託すかです。


そこには、見る人々や人間に対する信頼がなくてはならず、

そうでないと映画は、独りよがりになってしまいます。




そしてもうひとつ映画撮影で感じたことは、


やはり人間は自然から離れてはいけない、ということです。





行きすぎた文明の中で、いつしか人間は驕り高ぶり、

人工物で＜生命＞が賄えるような錯覚の中に陥ってしまいました。

さらに経済優先が、人々の心を冒してしまいましたが、

『人間存在』の原点も、自然であることを、思い知らされました。

映画を撮るまえは、AI社会に突入することの不安が大きかったですが、

遠野をロケしながら、

こんなに地道に生きている人々もいるのだという安堵や、連帯感も湧いてきました。

また能勢監督は、頭の中で構想をねりつつ、

その撮影技術の総力で、遠野を撮り、

さらに超一流のカメラマンである篠田先生の応援も素晴らしいかったです。





次はこれから作曲してくださる植田彰先生の才能待ちです・・・！！


私自身も映画の完成を、ワクワクしながら待っています。






東北道をひたすら走り、花巻インターから遠野に入ったのですが、

東北道や、花巻の紅葉に比べ、遠野に入ったとたんから、

美しい紅葉の風景が目に入ってきました。


他地域の比べやはり遠野の紅葉は違うのです。

おそらく寒冷地として、朝夕の寒暖の差が大きいのだと思います。


遠野の秋の風も冷たかったです。






残念ながら今回は、ロケ終了のご挨拶と、

パンフレットのための撮影で手一杯のため

景色を撮るまでの余裕がなく、

写真はありませんが、



皆さまぜひ遠野の紅葉を見にいって見てください。




さて、

私のこれからは、上映のために、奔走します。


できるだけ日本中の各地を回りたいと思っています。


皆さまの中で、

上映のご希望や情報があったら是非教えてください。

※コメント欄か、映画の公式サイトでお願いいたします。

どうぞよろしくお願い致します。

映画「どこかに美しい村はないか」

～幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より～

完成は来年2月、それから色々準備し、5月から全国での上映キャラバン開始です。

●東京上映は、来年5月16日，17日　人形町三日月座で！！

●映画のホームーページです。ご覧いただけると嬉しいです。

予告編です。