脳をつかいこなすその7、自分は自分という文化の存在である。 |
こういう風に自分を自覚する、ということが
とても大切なのですよ。
自分はただの存在ではない。
自分は風が吹いたら飛んでしまうような
そんな軽々しい存在ではないのです。
●自分とは自分の文化を積み重ねながら生きている、
大事な存在である。それと供に
社会の中で、その社会を構成する文化の一翼を担っている。
つまり、社会とは、私たち個人、一人一人の文化が作り出しているのです。
でも、こんなんこと当たり前のことですが。
そして
生きること、そのものが、どれほど大変なことか。
生きることが、どれほど大変なことかを、しっかりと自覚していないと、
生きることが、辛くなるのです。
そして誰もが懸命にいきているのです。
いい加減になんか生きていないのですよ。
たとえ自分の意識では、やけになったり、いい加減になったりしても
●脳と体は懸命に生きているのですよ
体は全力で自分の外的世界に向けてたてたアンテナで感覚入力し、記憶します。
さらに体は日々一定のリズムを維持しながら、
内臓を管理し、働かせてくれます。
私たちは、そういう感覚入力の世界と
自分が体験した世界とを、常に脳で止揚し、身体で統合しながら
生きているのです。
その止揚、統合するために、思考という、人間しかもっていない
素晴らしい脳機能が働いてくれるのです。
自分はただ、生きているだけじゃあ~ない。
その文化は、個々人で全く違い、
つまり世界に一つしかない、その人の文化です。
●だからね~、自分を否定したり、ディカウントしては、いけないの!
●だからね~、他人を嫉妬したり、自分をひがませたりしては、いけないの。
さらに
●他人に自分を依存させてもいけないし、
●社会に流されてもいけないのよ。
でもね、
その孤島は、様々に豊なる自分であふれ満ちている。
●それが自分のドメインであることです。
そのドメインの●境界をしっかり自覚して生きないと
自分はグタグタになります。
次回はそのドメインを守るために、
何をしたらいいか、反対に何をしてはいけないか、を
書きます。