心に沁みるイエスのことば、その17愛しいものはなにか? |
それは決して大げさなものでもなく、世の中のあれこれでもなく、
私のそばにいて、ささやかに、一緒に生きてくれている人々です。
時に小さな争いは起きるけれど、それでも、すぐに仲直りしてまた、
何事もなかったようにとぼけてくれる人々です。
その人々に私は感謝し、自分の行為を情けなく、切なく思いながらも、
ほっと安堵します。
イエスはいつも言います。
●あなた方は祭壇に祈る前に、まず恨まれている兄弟と仲直りをしなさい。
この場合の兄弟とは、実の兄弟という意味ではなく、人間がみんな兄弟であること。
喧嘩やトラブルで、心にしこっている人と仲直りをしなさいということですね。
そして
●隣人を愛しなさい。
隣人とは、私の周囲で一緒にいきている小さな人々です。
小さな人々とは、市井に生きる無名で普通の人々です。
私もその小さな人間の一人です。
さらにイエスは
●「はい」は「はい」だけ、「いいえ」は「いいえ」だけを言いなさい。それ以上の
事は言わない。
これはほんとうにすごいことで、人間はつい、
自分を語り、自分を弁護、言い訳をするのです。
でもイエス、それはいらないよ!。といいます。
不思議な事に、人間は自分のしたことをしっかり見ているのです。
例えば嘘をついても、自分だけはそれをしっかり見ています。
ここにイエスの本領があります。
自分の内省をごまかさず、しっかりご覧なさい、というのですね。
●自分の敵を愛し、迫害するもののためにいのりなさい。
天の父は、悪い人にも、良い人にも太陽をのぼらせ、
正しい人にも正しくない人にも雨を降らせる
●灯りをつけて燭台の上におきなさい。そうすれば、家にいる人全部を照らす。
心に沁みるイエスのことばを、いつも胸に。
さあ~、もうすぐお正月、あと少し今年をがんばります。
「コミックマーケット97」