自分を流さないで生きる! |
私はある若者に対して、大変厳しいことを言いました。
その若者が震えあがるような厳しいことです。
なぜなら、以前に比べ、今の社会の現実が大変厳しいからです。
この社会で生き延びてゆくためには、
ぬるま湯につかっているような精神性ではとても駄目だからと考えるからです。
これからの社会では、賢い人間と、賢くない人間とに二極化していくでしょう。
なぜなら賢い人間は自分の脳力や個性に気づき、それを活かすことができますが、
賢くない人間は、どんどんAIやロボットに乗り越えられてしまうからです。
ちゃんと自分の足場を築く人間、
自分の能力(脳力)や個性に気づき、そこを足場にさらに
自分の<人間力>を磨いていく人間と、
誰でもやれるようなこと、取り換えが効くような自分しか築けない人間は、
ドンドンAIやロボットに乗り越えられていくでしょう。
ではどういう人間が自分の能力(能力)や個性に気づけるかというと、
それは自分をディスカウントしない人間です。
コンプレックスにまみれない人間です。
※コンプレックスにまみれた人間は、それが反転して、自己幻想や自己プライドに
まみれてしまいます。
自分をディスカウントすることは無意識の心理世界でおきるので、
なかなか気づけないのですが、
それが表面に現れるのは、
自分や他人を疑ったり、自分を守ろとしたり、警戒心が強かったり、
そういう人間、いつも自分も他人もチェックしたりする反面
自己顕示や、他人をバカにしたり、無意識に見下したりしています。
こういう人は瞬間芸として、自分をディカウントしているのです。
今の日本は残念ながら、こういう人が多くなってしまいました。
その一つに、情報社会、特にネット社会とそこで起きる相互干渉のすごさがあります。
日本はもう社会が病みだしています。
では、どういう人が自分の脳力や個性に気づいているか、というと。
自分そのままを、素直に、純粋に生きている人です。
ひたすら、
自分の生き方を求め続ける人間です。
自己ディスカウントをすると、当然自分の脳力にブレーキがかかりますから、
自分の個性にもブレーキをかけ、
反対に自分を世間一般へ合わせてしまいます。
冒頭の若者になぜ厳しいことを言ったかというと、
その人は、とても素晴らしい個性を持ちながら、なぜか
普通の人間に、なりたがるからです。
※自分の特性や個性がいかに素敵で価値が生まれることに
なかなか気づけないのですね。
私自身の時間が無くなる中、もう
いい加減なぬるいことを言わないことにしました。
と同時に、
最も厳しいところから目をそらさない。
ただ、それをその若者が理解できるかどうか。
もしかしたら理解できないかもしれませんね。


●東京上映は、5月16日,17日 人形町三日月座で!!