日本のお人形さんの中には悲しみがある! |
オーナーご夫妻と画家の香本さんご夫妻に
映画の試写を見ていただきました。
率直に色々とお話を伺い、私も時間が経つのを忘れて
お話いたしました。
そろそろ失礼しようとしたその時
オーナーの奥様の井上芙紗子さんから、この2枚の写真をいただきました。
この人形は芙紗子さんが作られたもので、飾るだけではなく
うごく、つまりマリオネットだそうです。


写真を見ると、人形の顔がなんとも美しいのにびっくりします。
普通、どんな人形でもその作者の自我がうつりこむのですが、
この人形の素直でけなげな少女の顔は、どうでしょうか。
自我の汚れがみられない、浄化されたような美しさです。
そしてこういう顔の人形は日本人しか作れないのではないかと
私は思います。まさに日本の少女人形の美しさです。
これは私の思い込みでもありますが、
このお人形さんにも、奥のほうに日本人の悲しみがあるように思いました。
日本人の悲しみとは、
もともと日本人の文化の根底には、悲しみと、耐える、ということがあるのではないかと
私は考えています。
いわゆる<わび、さび(侘・寂)>、そして幽玄も、その根底にあるのは
悲しみや忍耐や諦観があり、
決して西洋や中国などにみられる攻撃性の文化ではありません。
そもそも日本人の暮らしの様式が定まったのは中世室町です。
大きな役割をしたのが足利義政で、彼は
無能な政治家であり、時の応仁の乱の最中に引きこもり、
戦乱に耐えながら、没頭してうちたちたのが、日本の美の世界です。
まあ、こんなこと考えつつ、
私は日本人は、本質的には、
良くも悪くも攻撃ではなく、守りの民族かなあ~とおもうのです。
そしてその守りの根底にあるのは、悲しみだろう、と思うのです。
世界の多数の民族の中で、
日本人はどちらかというと遠慮がちに生きている民族性をもっています。
西洋や中国のように自我を顕示するのではない、
そういう中からいぶし銀のような美を作り出してきた。
その謙虚さがこの少女の中にもあるなあと思いました。
近い未来には、田植えをするばっちゃや、
伝統技術の世界は、消えてしまうかもしれません。
だから、美しい日本の田園の風景と、
今までの時代にあった大切なものが幻想の世界となる前に、
遠野を舞台に映像を撮り、映画にしました。
●地方都市にこそ、産業化の芽がある!!
これからの時代、都会がどんどん人工化すればするほど、
地方都市の美しい田園風景は、人間が人間らしく生きるための
それと同時に、
●工業優先の産業構造を、変えてゆくことこそが、
世界の中で、日本が生き残ってゆくために必要です。
第一次産業を再生し、いかに活性化させていくか!!
未来社会は、
傷ついた地球や、大地を、修復し、
再び自然と共に生きることが
人間のテーマになるでしょう。
そのヒントをこの映画で、描きました。
●遠野試写会
4月21日(火)遠野市民センター 中ホール
●東京試写会
第2回上映:受付開始:14:30~ 上映:15:00 ※プレスの方、ブロガーの方、Twitter・Facebookをお持ちの方が入場できます。
第3回上映:受付開始:16:00~上映:16:30~ ※プレスの方、ブロガーの方、Twitter・Facebookをお持ちの方が入場できます。

ご参加をお待ちしています!
5月16日(土)
5月17日(日)
人形町三日月座 地下ホール
https://www.facebook.com/mikazukiza78/
横浜上映
5月23日(土)
5月24日(日)
シネマノヴェチェント
http://cinema1900.wixsite.com/home
遠野上映
6月7日(日)
遠野市民センター大ホール


