人生(生きることを)をなめるな、最終回、自分の意志を以て、今を生きる。 |
大事なのは、●意識の意志を以て、自分の人生の舵をとることです。
それは今、自分がどう生きたいか、どうありたいか、ということを
しっかり念頭において、日々を生きることです。
そして、自分を悩ます、過去の記憶には、捕まらない!!
あるとしたら●今と●この先を生きるために有用である記憶だけを
用いること。
脳は巧妙にできていて、脳の海馬という部位が、記憶のゲートになっています。
記憶がやっためたら思い出されないように
ちゃんと今に即して記憶を取り出しているのです。が。
過去が好きな人や、過去ばかりに執着する人は、
それがその人の望む快感であると脳が勘違いして、そこをほじくりだすのです。
だからシャンとして、襟元を正し、自分の意志で、
今を生きようと、決意しないと、ダメなのですね。
今、そして、これからの自分にとって
ためにならない記憶、
いつも自分にブレーキを掛ける記憶は、もう、捨てちゃう。
いらない、としっかり線引きをする。
そのためには●自分の意識の司令官、或いは哲学者に、お出ましをいただき、
ちゃんと生き方を決める。
今目の前におきていることに、自分はどう対応、対処するかを
●考える。
こう書くといかにも簡単ではありますが、
それは、とても難しく、でも、ひとつひとつ、判断や決断をしていくしかないのです。
じ~っと集中して思惟の中沈みこみ、
理性をもって、自分の意志と責任のもとに、判断、決断していく。
Bさんのような自己防衛やリスクから逃げたい自分がでてくるかもしれませんが、
それにしっかりNOを突き付けることですね。
自分自身をしっかり見つめながら、最も大切なこと、最も優先しなければならないこと、
或いは、自分が目をそらしてはいけないことを、じっと考えるのです。
そうしてね、
今を生きるのです。
今を生きる、現実の臨場の中にいる自分が、
自分の人生の主役として、
自分の人生を創り上げていくのです。
大切なことは、静かに、冷静に、そして澄んだん目で、
自分も他者も社会をも、
ちゃんと●観察すること●分析することです。
澄んだ目というのは、エゴ(欲)やコンプレックスや、嫉妬の感情に囚われていない自分の目です。
物事の中心に自分がいて、理性の思考で、右と左のバランスをとりながら、
自分の幸せのために、自分を活かす。
もちろん、自分の幸せとは何か、を考える必要がありますね。
これで、このシリーズは終わりです。
次回は、宮沢賢治と共依存のことを書こうと思っています。
そこには、皆さんが思っている賢治とは、まるで違う賢治が、見えてくると思います。