会津美里町の映画館「新富座」を応援してください。 |
~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~の上映をお願いするためにです。
新富座とは、今から50年前に建てられた映画館です。
当時は繁華街というか飲み屋が立ち並び、芸者の置屋があり
どこからか三味線の音が聞こえたという色町の中で、
その映画館はにぎわっていたという事ですが、
今はもうひっそりとした路地の奥という感じです。
ただその映画館を復活させようと頑張っておられるのが
東京から移住された斎藤成徳さん(70歳)です。
大変な映画好きで、ポスたーやちらしのコレクターでもあります。
斎藤さんによると、この映画館がよくも取り壊されもせず、
広い敷地がいわゆる駐車場などに転換されず、
奇跡的に生きのこったものだという事です。
中もシャンとしおり、中二階の映写室には今も
カーボン式映写機2台のこされています。
斎藤さんはたった一人で電気や水道を修復しなおし、室内を
ただ、問題は、この建物が現代の消防法に引っかかり、
有料の上映営業ができないことです。
しかしそれでもこの映画館を市民の文化交流の場として復活させながら、
徐々にそのマイナス点を乗り越えて行きたいと考えておられるようです。
8月にはオープンしたいと今、必死で修復作業をしておられます。
私としては、ぜひオープンのお祝いとして、映画を提供させていただきたい旨を
お伝えいたしました。
なんだかいわゆゆる功利や儲け等ではなく、
自分の中の<こころざし>を果たすべく、無心に取り組んでおられる姿に感動し、
あゝ、ここにも私と同じく、昭和の同志がおられたと、感激しました。
どうぞ皆さま、新富座を応援してください。
そして会津美里町近辺にいて、
特にコンピューター作業などの腕に覚えがある青年諸子などは
斎藤さんを補佐してあげてほしいのです。
今回会津美里町を訪ねて、かってこの町が繁栄したときの様子が思い浮かびました。
そして、映画がいかに当時の人々の心の歓びになっていたかを思いました。
新富座オープンと映画上映のことなどはまた逐次おしらせいたします。
どうぞよろしくお願い致します。