私の愛した男たち、その2、ドボルザーク!予告編の曲の秘密!! |
ついドボルザークはブサイクで、を連発したら、
その陶芸家がだんだん不機嫌になってしまいました。
後から聞いたところによると、
彼が飼っている犬の名前がドボルザークというらしい!!
そういえば、彼も犬も決してイケメンではありませんでした…笑!
前回の記事を読んだ娘から、ブラームスからドボルザークに乗り換えたの??
と言われました。はい、残念ながら、乗り換えちゃいました。
なぜドボルザークの曲がいいかというとね。
かれの曲の中には<うぬぼれ>がないのですよ。
いわゆる<ナルシズム>がない!!
ブラームスさんの中には、少しナルシズムがあり、他の作曲家にも
ナルシズムは入っています。
あのブサイクなベートーベンさんでさえも、
勿論モーツアルトさんもバッハさんも、ヘンデルさんも、ショパンさんもね。
作曲家という人種は基本的にはナルシストなのでしょうね。
清々しいもんです。
逆に彼の音楽には、やさしさと包容力が溢れていてね。
そしてどこか泥臭さものこっていて、そこには彼の故郷のチェコの山河や
田園や空や土の匂いがする。
アメリカに出稼ぎにいっても、ドボルザークはいつもふる里を思い、
残してきた家族を思っていました。
彼はとてもいい夫であり、父親であったようです。
だから60歳を過ぎた頃の私は、
人生最後はドボルザークの音楽世界に行き着いたというわけです。
そして今回映画の予告編では、
ドボルザークの「糸杉」というアルバムの中の第3番目の曲
「糸杉」は、私がとても大事にして、ほんとはね、誰にも教えたくなかった曲です。
この曲は、ドボルザークの曲の中でも、あまり、というかほとんど知られていない曲です。
なぜなら彼が生前の時は発表されず、亡くなってから出てきた曲ですから!
彼が若い時にある女性に恋をして、多分失恋して・・・、だから表にはだしたくなかったのだと
思います。
そしてこのアルバムは9曲から成っているのですが
はじめの4曲目までは、とても素敵なのですが、どういうわけか、5曲目からは
どんどん崩れて最後はグダグダになってしまいます。
彼の中には恩師であるブラームス先生が嫉妬するくらい
その革命性に最初は惹かれたらしいけど、でも
ワーグナーの周囲の人間はドボルザークのオーケストレーションを酷評し、
ドボルザークの値打ちが理解できなかったと思いますから、
ワーグナーではなく、ブラームス先生に拾われたのも、
よかったな~と私は思います。
どだい誇大妄想的なワーグナー世界と
素朴で純朴なドボルザークとは、水と油だったと思いますよ。
チェコの田舎の肉屋のせがれが、苦学して、苦労して
最後には、凄い、作曲家になった。
その成熟が、私にはキラキラして見えます。
繊細で美しいドボルザークのメロディ~!
なんて素敵かと思います。


