明けましておめでとうございます。バーチャル架空世界に呑み込まれない。 |
新しい年があけましたね~。
何を書こうか~と迷います。
実は、このところ胃が痛くて、まあ、医者に行くほどではないのですが、
なんとく自分の老化が進んだな~と思うのです。
山ほど或るのに、それをどのようにお伝えしたらいいかと、
思案に暮れるのです。
やさしく、わかりやすい言葉で、
どう書こうかと、悩みます。
最近の私は、かなり厳しい人間になっています。
それはね、私の眼からみた人間の現実が厳しいからです。
だから、安易なことや、耳障りのいい言葉が
出てこないのです。
そこに見えてくるのは、人間の感性と脳の劣化と退行です。
そして文化の恐ろしい衰退です。
今、この日本の社会そのものが、バーチャルな架空世界に呑み込まれていることの
異常さや危機に、気づかないのです。
人間のアイデンティティーが架空の世界に侵されているのです。
現実世界とバーチャル世界のバランスが崩れてしまい
人々は現実の実相から目を背け、架空の世界が世の中を
席捲している恐ろしさです。
人間がデジタル・バーチャル世界の中でマインドコントロールされる中、
実際に進行している現実は、
まるで包丁に刻まれるように、人間が、個に断絶されていく社会になっている、
という事です。
今、人間の感覚や、感性や感受性そのものが、●プラスチック化しているため、
まるでカプセルをかぶったように目がふさがれ、
だから本当は、
荒涼たる砂漠のようになっている現実に対して、
それを感じ取ることも、反応することもできない、身体になりつつある。
そして今、もっとも直視しなければならない現実として、
考えられないほどの貧困や格差が頭をもたげてくるかもしれない。
その現実をどうするか、と考えなければいけませんね。
●みんなで助けあわなければならない。
人間の心がどんどん冷え冷えとして無機化する中、
反対に、人が必要とされ、人と人の力で社会や経済構造をも
創り上げていかなければならない。
そういう文化が失われないために、まずは個人が、
今日は初詣にいき、自分の周囲だけでなく、世界平和も願うことができました。少しだけ、宮澤賢治さんに近づけたようです。