なんて豊かな! |
朝から、雑用がはいり、とうとう午後二時になってしまったが、
夕方六時まで帰れれば、と思い行ってしまった、ひとりで。
しばらく行っていないので、ナビにまかせて行ったら,いつもの道と違う。
関越道高崎の手前から、北関東ナントか道路に行ってしまい、
駒沢とかいうところで下り,赤城山に向かったのだが、
周りの風景がなんちゅうか,こ汚いちゅうか、侘しいちゅうか、
風景を期待していたぶん
どこにつれていくんやボケと、ナビにあたる。
いつもは前橋から入っていたがどうも反対の大胡というところから入るらしい。
仕方がないので赤城温泉入り口という所から赤城山に入るが
その道も途中で、通行禁止となっていてもう、このクソナビが・・・。
仕方がないので引き返し、前橋方面を目指して走っていたら
途中から以前の見慣れた風景が見えてきてヤレヤレ。
前に友達が前橋に住んでいて、時々彼女と一緒にこの赤城山近辺であそんだ。
所沢に比べ空気が澄み、空と雲の色の鮮明なこと、
それに手入れの行き届いた広々と広がる田や畑が美しく
随分心が癒された。
又なんとなく風土がのんびりしていて、
デンと構える赤城山のふもとには、
たくさんの緑に囲まれた豊かな村々がある。
回り道をした分時間がなくなり
とりあえず赤城山のふもとの道を通って帰ることにした。
本当は山道を登りながら紅葉を楽しみ、
頂上の大沼辺りの葉が落ちて裸形に輝く木々を見たかったけどあきらめて、
それでも以前に見たキャベツ畑は健在で、
深緑のりっぱなキャベツがドーッと一面に実っていました。
道沿いに白ヤギさんと黒ヤギさんがつながれていた、懐かしい村を抜けながら
美しい山々と秋に彩られた静かで穏やかな日本の風景に癒されました。
厳しい自然の中に人の手が入り豊かな調和がある。
フーッと自分がほどけていきました。
17号線沿いにある「登利平」で
前と同じように焼き鳥弁当を買って家路に着きました。
約4時間の車中、好きな音楽を聴きながら
自分だけの大切なひと時でした。