58歳の決意表明。 |
中華の「離宮」へいきました。
勿論彼のお目当ては坦坦麺。
私は胆嚢を切ってまだ日が浅いので、
仕方なく五目かけご飯、そして水餃子。
「離宮」の坦坦麺は絶品です。
有楽町の東芝ビルにある[はしご」の
坦坦麺も美味しいけど、
離宮のほうが上かな!
所沢に離宮があって本当によかった!
そのあと「つたや」によって本を2冊買いました。
「村上龍 文学的エッセイ集」と
石田衣良「てのひらの迷路」
さっそく少しだけ読み始めました。
村上龍の本は[限りなく透明に近いブルー」を読んだような
読んでないような。
多分斜め読みして終わったんじゃないかと思います。
なんか性描写が強烈だったことは覚えているから。
その後彼に興味を持ったのは、
[13歳のハローワーク」という本を本屋で立ち読みして、
ああいい仕事してんだ!と思ったからです。
ナンか顔も本も強烈なようで、
ちょっと敬遠していたかもしれません。
昨日買った本は、目次のなかに
「安吾」が監視している」というのがあり、
チラッと読むと、
なにやら自分と共通することが書いてあったからで、
しかし、昨日ちょっと読んだだけで判断するのもどうかと思うけど、
もしかしたら、ハズレかもしれない・・・?
もうひとつの
「てのひらの迷路は」
表紙の帯の
「耳元で囁くように、書きました。」
というコピーにひかれて買いました。
石田衣良については
「アキハバラ@DEEP]という本が
とても面白かった。
龍さんと反対の、極めて個人的な、
ささやかな世界を読んでみたいと思いました。
何か自分という人間は、もしかしたら本当は
小さな小さな
自分だけの世界に住みたいと思っているのではないだろうか?
という疑問が湧いてきたからです。
夜、布団の中で、
私が本当に好きなこと、好きなものはナンだろう?
という疑問が湧いてきました。
たとえば何かを判断するとき、
私はその基準を自分の好き、嫌いで決めているだろうか?
一番わかりやすいのが物を買うとき
好きか嫌いかより、
得か損かで決めていないか、
浪費してはいけないという観念から
無駄にならないようという事に縛られて、
本当に好きなものを買っているだろうか?
常に客観性が働いて、
値打ちがあるかどうかとか
他人から見てどうかとか
そんなところばかりに比重をかけてきた気がします。
そうしてウカウカと年を取ってきた今、
本当の自分の感覚なのかどうか、
わからなくなってきている。
いったい自分はナンなのサ?
恐ろしいことです。
私の中にはもうひとり
客観的に私を見張っている私がいて
そいつがイツモしゃしゃり出てくる。
イヤナヤツダ・・・。
そいつがイツモ私を検閲している気がします。
もっとわがままで、もっと自分中心でいないと
もうすぐ終わるるかもしれない私の人生で
私は私を味わうことなく終わってしまうかもしれません。
気をつけなくちゃー。
少なくともこれからは、
ホントに好きなこと
ホントに好きなもの
ホントに好きな人とだけと
選んで生きたいと思います。
(58歳の決意表明です)・・・。