山よ、動けっ! |
人間の残虐性の遺伝子は、
異性を獲得することに関連があるらしいと書いてあった。
ほほー、なるほど、
思い当たることがある。
自分の心が穏やかならざる時は、
たいがい、男が関係している・・・。
べつにその男を好きというわけでもなくて、
異性がいるだけで、遺伝子がその意識付けをするようだ。
マウスの実験で性経験のない雄同士、
同じケージに入れていてもけんかをしないが、
いったんメスと交わった雄は、相手が死ぬまで戦うらしい。
以前深層心理の中に、
人は自分以外を否定する感情があると教わった。
それは生命を保全するために、
本能として刷り込まれているらしいと・・・。
今回は生命科学として、人間の残虐性を検証して、
そうらしい。
とすると・・・。
私の中にある同性への対抗意識は、
私の遺伝子がそうするのであって、
わたしのせいではナーイ。
ヒャッホー。
最近はそうでもなくなったが、
以前は自分は嫉妬深い人間だと
自己嫌悪に陥っていた。
しかし、それも自然の、或いは生命科学の
なすところで、
人として当たり前のことジャン!。
これでいろいろ解決できるぞー。
まず、心の中に沸き起こる
ネガティヴな感情は、
そこに男がかんでいないか
きちんと検証して処理しよう。
そうすることによって
これまで私を苦しめた、
嫉妬、妬みなどの感情から解放されるぞー。
もし絡んでいたら、その異性が本当に重要か否かで、
その感情の価値が決まってくる。
大切な事かつまらない事かってね。
それに
これだけ歳をとった今となっては、
世の中に魅力を感じさせる男性はモロ少ない。
それに
イヒヒ・・・。(不気味笑い・・)、
このところ男の気持ちが
手に取るように判って来たから
逆に翻弄してやるバイ・・・ヘヘヘ。
なんだか楽しくなりました。
心がますます解き放たれます。
たまには悪女もやらんと!
せっかく生まれてきたんやカラ!
それを記念してという訳ではありませんが、
先日載せそこなった、
与謝野晶子が雑誌「青鞜」に寄せた詩
『山が動く日』を紹介します。
『山が動く日』
山の動く日来る
かく云えども人われを信ぜじ。
山は姑く眠りしのみ、
その昔に於いて
山は皆火に燃えて動きしものを。
されど、そは信ぜじともよし。
人よ、ああ、唯これを信ぜよ。
すべて眠りし女
今ぞ目覚めて動くなる。
今から95年前に女性解放としてこの詩が宣言されました。
本当に女性だけではなく、
人間の桎梏を解き放つ日が来るのを願って
山よ、動けっ!