悲しみも喜びも、みーんな風化していけ! |
心の中がカラッポになるように。
たいへんだと思ったことも、
恐ろしいと思ったことも、
実はたいしたことではない。
時が全てを風化させ、セピア色になったその風景は
みーんな喜劇、笑い話サ。
心にどくどくとたまりこんだ泥水は
ドンドン汲みだして、
すっかり空になったその後には
冷たく澄んだ水を入れよう。
別に水を入れなくってもいいサ。
カラカラと、笑って暮らせばいいんだから!
人間が後生大事に抱え込んでいるもんなんて、
タカが知れている。
一生そのくだらないものが捨てられずに
あたふた生きるのもいいサ。
それも人生だからね。
でもあたしはできるなら、
すっからかんにみんな捨てちまって、
後も見ずにスタスタといきたいね。
自分の人生にからみついたものをサー。
これまで一つ一つ丹念にはがして
やっとここまで辿りついたんだ。
もう振り返らないよ。
今日は、
萩原朔太郎の散文一部をを紹介します。
虚無の歌
我は何物も喪失せず
また一切を失い尽くせり。
ああ神よ!もう取り返す術もない。
私は一切を失い尽くした。
けれどもただ、ああなんという楽しさだろう。
私はそれを信じたいのだ。
私が生き、そして有ることを信じたいのだ。
永久に一つの「無」が自分に「有る」ことを信じたいのだ。
神よ!それを信ぜしめよ。
私の空洞(うつろ)な最後の日に。
今や、かくして私は、
過去に何物をも喪失せず、
現に何物を失はなかった。
私は喪失者のやうに空を見ながら、
自分の幸福に満足して、
今日も昨日も、
ひとりで閑雅な麦酒(ビール)を飲んでいる。
虚無よ、雲よ、人生よ。
今日は朝からこんな気持かな・・・。
本当に、何とお礼を言っていいのやら・・・いい言葉が見つかりません。
どうもありがとうございました。
とにかく、良寛じゃないけれど、運を天に任せて、ノホホン、と行きましょう。これは余談ですが、ゲーム会の王者は「任天堂」でしょ!彼らは大成功しています。運を天に任せてネッ・・・。それでは。