色褪せる。 |
私が染めた草木染めです。
阿仙で染め、媒染はアルミと鉄です。
ふうーッと力が抜けすっーと描きました。
染めてから7,8年たつので、少し色褪せてきました。
ありがたいことにこのブログを書き出してから、
どんどん自分が解放されていく。
特に去年の11月ごろ
自分のインナーチャイルドの言葉に耳を傾けだしてから、
出てくる罵詈雑言、嫉妬に満ちた言葉、
他者への否定的な気持ちや敵意など、
出てくるは、デテクルワ!
自分の中にこんなに悪意が詰まっていたのかと
感心するくらいデル・・・トホホ・・・!
でもしっかり聞きました。
おかげで、約四ヶ月くらいで、
随分自分の心の中をお掃除することが出来た。
それと同時に自、他の分離を意識的に行い、
極力客観的に自分を見つめ、
そして自分が執着しているものを取り出し、
解き放ち、
自分の生きるイメージを明確にして行きました。
(本当に楽チンになりました。)
最近は自分が苦しくなったらその正体をまず突き止める。
突き止めたら次はそれを解き放つ、
またはそれを捨てる!
落ち込んで悲しみがただよい始めたら、
常に自分に言い聞かせます。
優先順位を間違えてはいけない。。。!
まず自分の中にあるそのことへの執着を捨てること。
自分が先で、
自分がどう生きるのかが先で、
その生き方を確立する。
そしてその「私の生き方」にそれがどう対応するかは、
そちらの側の選択ある。
その事としだいによっては、
私がそれを切ることもある。
丹田に気合を込めてまず私が立つこと!
立った私は他者とのかかわりをどう考えるか!
こう考えているときにある人が訪ねてきた。
私の肉親です。
彼は私の両親からたくさんの傷をうけている。
そのトラウマのために、他人を受け容れる事が出来ず、
いつも否定的だ。
自分の傷が深いから、
他者の傷ついたこころに目を留める心の余裕をもっていない。
自分の事だけで精一杯!
そんな彼を見て私は心が痛い。なぜなら、
他人はきっと彼を好きにはならないからだと思うからだ。
いつも孤独に違いない!
彼の人生を誰が理解することが出来るのだろう!
しかし私は彼をどうする事も出来ない!
ただ見ているだけだ。
歳をとればとるほど、
人間の心の闇の深さを思い知る。
自分を包み込んでくる深い悲しみの中、
彼を送りながら、
弱い人間、愚かな人間への共感が、
心の中に沁みこんでゆく。
とおりすがる人間の誰もが、
行きずりの人間の誰もが、きっと
他人にははかり知れない闇の中を生きていると、
私は思う。
極論すると誰もがそのプロセスを通って、
「死」へと向かって生きているのだと思う。
格闘しながら、苦しみながらエネルギーを使い果たし、
やがて老い、
そして自分の人生の結果を背負って死んでいく。
なんて凄いんだろ!
平坦な道も、平坦でない道も、
毎日の太陽と月の満ち引きの中で、
小さな、ちいさな光と影のドラマを生みながら、
人はひとりで生きていく。
人間なんでもありです。
清いことも、汚いことも、美しいことも醜いことも!
何でもデス。
すべてが、その人が生きるために
「生きる」事を成就するために神が用意した「道」」であること。
それは時間をかけて緩やかに、
そして
やがて自分が消滅していくための不合理の「道」であることを、
実感した、
一日でした。
どうぞ自分の事をすべて許してあげてくださいネ!
色が褪せてゆく事も美しいです。